1955 スモーキーアメリカは、マクドナルド世界第1号店がオープンした当時のアメリカをイメージしたしろもの。食べてみたらいつものビックマックやチーズバーガーと違ってそこそこおいしかった。でもスモーキーがどういう意味なのかわからないので、オールドマックアメリカにしたほうがいいのでは・・・
一方の1971あぶり醤油ジャパンは、東京・銀座に第1号店が登場してからの45年
の歴史に想いを馳せて作られたとあるだけで、その店であぶり醤油味が売られていたという言及はない。日本人になじみ深い醤油ベースのソースを使用したバー
ガーということだが、食べなれている和風味のテリヤキバーガーなどとは別物。アンリカンな牛肉を濃い醤油で味付けしたような不思議な味だが、こちらもそこ
そこいけたのだった。
ただ、二つは同じ店のものではなく、スモーキー
アメリカは静岡市呉服町のマックの店内で、炙あぶり醤油ジャパンは近所の店でテイクアウトしたものを自宅で食べたもの。マクドナルド化する社会はいつのま
にか古い本になったが、もちろん、日本全国どこで食べようが同じ味なのは、マニュアル化を本質とするファーストフードの第一義ではあるのだが・・・。
今、ポケモンGOが話題を独占しているが、日本マクドナルドは7月22日、国内に約2,900ある全店舗をゲームに必要なアイテムが手に入る“拠点(ポケストップ)”にしたそうだ。これは“社会化するマグドナルド”ということどろうか。マクドナルドが先ではなく、いつのまにか社会が先になってしまったのだ。そこに凋落の全てがある。
1955 スモーキーアメリカ
1971あぶり醤油ジャパン

