TVでJ!NSのユニークな経営手法が取り上げられていた。
店内に並ぶ1200種類ものメガネは、レンズ代込みで5000円から。高いものでも1万円と格安。ここのすごいところは、たとえ薄型にしてもレンズ料金は変わらない点。最速30分で仕上げるそのスピードともにこれまでのメガネ業界にはないサービスだ。そもそも業界の常識とは大手の都合に他ならない。
見ていて感心したのは、商品の付加価値化だ。つまり「世にないメガネを作れ!」
その言葉どおり、超軽量のエアフレーム、J!NS・PC(ブルーライトカット)、J!NS・Moisture(ドライアイ用)、J!NS・花粉カット、老眼鏡らしくないデザインの真っ平らにたためるメガネなど、独自性が光る。なんでも、今、開発中のMEME(ミーム)は眼の動きから疲れ、眠気、体軸のズレなどを計測できるという。つまり体の内側を見るメガネなのだ。
創業者の田中仁という人が2000年に韓国旅行をした時にメガネ一本3,000円15分でお渡ししますという看板見つけて、当時一本3万円位して数週間後渡しの日本のメガネ販売に疑問を抱いたことが、J!NS誕生のきっかけだという。
ただ、その店を見た日本人は何千人、何万人もいたかもしれないがビジネス化できたのは田中さんだけだ。彼が言うには考えたり聞いたり、新しいことを検討する人はたくさんいるが、実際に一歩踏み出す人は世の中には少ないと。
ビジネスで一番重要なのは行動すること。その言葉に共感するとともに、自分の無行動さをまたしても実感させられたのであった。
