創造的3C分析<その3>  顧客のニーズを明らかにする | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

創造的3C分析 その3

顧客のニーズを明らかにする

 

顧客(Customer)のニーズを知り、競合(Competitor)の攻め方を調べ、自社(Company)の強みを活かした差別化を打ち出していく。シンプルに言えばそれが3C分析そのもの。今日はその一番手となる顧客について何を調べたらいいのかお話しします。

 

まず、ターゲットとなる顧客像を描いていきます。そのための筆となるのが、①属性(性別、年齢、年収、職業、ライフスタイル、地域など)、②価値観やライフスタイル、③どんなニーズをもっているのか?求めるベネフィットは? ④使用率(ヘビー・ライト・ノンユーザー)などです。

 

さらに、顧客が商品やサービスを知ってから購入するまでの過程である購買意思決定プロセスや、購入者と使用者が違う場合などは関与者を考えてみたりします。

 

そして、大事なのは市場についても調べてみることです。まず、マーケットについては「市場規模・成長性・収益性」。経営環境については「顧客トレンド・技術トレンド・社会トレンド・政治的背景・環境的背景」などなど。これを加えることで、SWOT分析でいうところのマクロ環境的な機会をとらまえることができます。

 

そして、最後に問うには「満たされていない顧客のニーズは何か? 顧客のもっと~したいがあるか?」です。これを見つけ、それを自社の強みで充足できるのなら、それが最も大きなビジネスチャンスになります。