今日の朝日新聞12版の全面広告
社員である前に、旅人であれ。
旅は、未知との出会いだ。
ここではないどこかで、
新しい風を感じる瞬間だ。
すべての人が
旅立つ理由はそこにある。
ところ、がどうだ。
私たちは
それを忘れていないか。
目の前のお客さまを
ワクワクさせているか。
売上げばかりを求めていないか。
今までのルールに固執して
思考を停止していないか。
思い出そう。
〇〇の価値は、安さだけじゃない。驚きだ。
冒険のようなチャレンジで、
旅そのものに未知の驚きを次々と生み出す。
それが〇〇の本当の価値だ。
〇〇が生まれて30年以上たち、
旅のスタイルは劇的に変わった。
今こそ、私たちも旅立つ時だ。
誰よりも旅が大好きな旅人であれ。
いちばん夢中になった旅を思い出せ。
新たな一歩を踏み出す勇気を持て。
〇〇の真ん中にはアイがある。
それはすべての旅人たちに
一生忘れない
最高の旅をしてほしいと、願う
あなたの愛だ。
それだけは、どんな時もわすれるな。
代表取締役 〇〇
文章の最後には代表取締のサインがあったけど、
こんな完璧な文章(あくまでも商業文としての)を
はたして社長に書けたのでしょうか?
コピーライターが書いて、
広告代理店の営業が社長に確認をもらっている。
そんな図が頭に浮かんできたのは不謹慎なことでしょうか。
このコピーを書き写しながら、行を進めるほどに、
一人の人間(社長)がはじらいもなく発する言葉としては、
息づかいもためらいもないと感じてしました。
用意された洗練さ。それを消費者はどう思うか、
ぜひ、聞きたいと思った昭和に日の夕暮れ時でした。
