経営者の価値観の明確化について | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。

今日のテーマは、先日書いたマーケティング・ステップの中の「経営者の価値観の明確化」についてです。

 

実業家はたぶん、会社員や公務員、団体職員など、組織に属している人とは気質が異 なると思われます。「人に使われたくない、「お金をかせぎたい」、「異性にもてたい」、「自分の力を試したい」、「人の役に立ちたい」、「社会の課題を解 決したい」などなど、その動機は人間臭いものから高尚(?)なものまで様ざまだと思いますが、いずれにしても、そこに創業者の価値観が色濃く反映されてい るのは確かです。

 

しかし、事業を十年、二十年と続けているうちに、この創業当時の想いというものを 忘れてしまうのがほとんどです。でも、それは無理もありません、目の前の商売に追われてしまってそんな余裕すらないのです。でも、中小企業の経営者が今 後、マーケティングという戦略的な道具に拠った経営をしたいと思うなら、まず、“それ”を思い出しましょう。

 

そして、自分の事業が社会に与える価値について考えてみましょう。反社会的企業や ブラック企業でもない限り、商品を通じて、サービスを通じて、雇用を通じて、あなたの会社は大きな価値を生み出しています。ただ、経営者や従業員はそれに 気づいていないのです。だからみんなで語り合いましょう。自分たちはどんな価値を社会に生み出しているのか、それをもっともっと大きくできないかと。

 

そして、明らかになったそのミッション(社会的使命)をもとに、夢(ビジョン)を描きましょう。それが、一年後、三年後、五年後の会社の姿です。でも夢を夢で終わらせないために、それをかなえるための施策も同時に練り上げましょう。後は行動するのみです。

 

「今ある自分は、自分が思い描いた通りの自分である」と言ったのは、思考は現実化するを書いたナポレオン・ヒルでした。自分の限界は自分の頭の中にあるのです。だから、思い切りのびのびと楽しく大きなビジョンを描きましょう。

 

社員のために、家族のために、あなたのために。




本日、午前十時の焼津市消防署