ボサノバの名曲、イパネマの娘をご存知ですか。
イパネマとは、ブラジルリオデジャネイロ市内に位置するイパネマビーチのことで、
今から50年前の8月、ビーチ近くのバーにいた音楽家と作詞家が、
店の窓から10代後半の美しい女性が通りかかったのを目にします。
二人は、イパネマの太陽の下で黄金色に輝く、その美しい容姿に感激し、
すぐに曲を作り上げて8月にリオのナイトクラブで発表。
それが話題を呼び、英語版が64年にグラミーショーを受賞するまでになります。
音楽家と作詞家はすでに死去しましたが、当時17歳だった
エロイザ・ピニェイロさん(67)は今も主婦業のかたわらモデルとしても活躍中のこと。
輝く太陽のような美しい金髪が、過ぎゆく2004年の夏の残影にほのめきます。
イパネマの娘 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=D6nSPW3kLjM

曲のモデルとなったエロイザ・ピニェイロさん=7月3日、ブラジル・サンパウロ(AP=共同)
