こんにちは、元ギャンブル&アルコール依存症者のガネーシャです
依存症は「意志が弱い人」「お金や酒にだらしない人」といった見方をされてきました。今は研究の結果、依存症の本質は「脳の病気」であることがわかっています。
言い訳のようですが、私のようなギャンブル依存症者は確かに金銭的にだらしないのですが、他の面では意外としっかりとした生活を送っていることも少なくありません。このような矛盾が生じるのは、依存症によって脳の回路が壊れ、本来の価値観である「生存すること」よりも、ギャンブルなどの依存対象が優先されるようになってしまうからです。
依存症の脳は、ギャンブルや飲酒などの行為をあたかも生存に有利な行動であるかのように誤認識してしまいます。依存症になると、脳は正常な快楽を感じるシステムが過剰に刺激され(いわゆる脳汁ですね)、依存対象を最優先するように変わってしまいます。脳はギャンブルやアルコールを求めることが生存に不可欠だと誤認し、その結果、意思とは関係なく依存行動が引き起こされてしまいます。
依存症は意思の力だけでは治らないということを理解して、なんとか酩酊状態から目覚めて、しらふで生きていきたいです。