こんにちは、元ギャンブル&アルコール依存症者のガネーシャです。

 

前回より続きます。

 

人生は、まるで複雑な迷路のようです。ギャンブルをやめ、酒を断ち、生活を立て直したと思った時には、私の家庭生活はすでに崩壊していました。さんざん迷惑をかけ、回復を目指し変化してきた私と、妻の間には、暮らしを共にするには距離が広がりすぎていました。

 

コロナの流行をきっかけに、私は家族と暮らしていたアパートを後にし、東京で一人暮らしを始めることにしました。過去にパチスロや飲み屋にのめり込んだあの東京。そこに一人で生活の拠点を移したのです。誘惑は至るところに待ち受けています。

 

一人暮らしを始めてから約3年の間、仕事で大きな問題の対応に3回ほど直面しました。いずれも結果次第では職を失うかもしれないというピンチでした。幸いそのたびに自分の時間やエネルギーを集中して対応してきたため、依存症に戻ることはありませんでした。もしも家族と暮らしながら遠距離通勤を続けていたら、この大きな問題を乗り越えるのは困難だっただろうと思います。正直なところ、今はパチスロや酒に再び目を向ける余力はなく、なんとか一日一日を生き延びているというのが実感です。

 

迷路を解くコツは、ゴールからたどってスタートに戻ることです。

ゴールからスタートにたどる道は必ずゴールにつながっています。スタートからゴールを目指すと、行き止まりにぶつかることが多いでしょう。これからの人生も行き止まりにぶつかることもあるでしょうが、ゴールである最高の幸せに向かって、生きていきたいと願っています。