こんにちは、元ギャンブル&アルコール依存症者のガネーシャです。

40代手前の頃、私はパチスロで作った借金により、完全に首が回らなくなっていました。消費者金融3社から借り入れを繰り返し、いわゆる「自転車操業」の状態でパチスロを続けていましたが、ついに借金が限度額に達し、すべてが行き詰まったのです。その時、私の財布には、最後の5千円しか残っていませんでした。

 

私は当時、長距離通勤をしていたため、家に帰る前に途中の駅で降り、コンビニで酒を買っては、死に場所を探すようにさまよっていました。今思えば、あの頃はおそらくうつ状態だったのではないかと思います。

そんな中、ある考えがふと浮かびました。「最後に気になっていたインド哲学の本を買おう」と。その本は『あるヨギの自叙伝』というもので、あのスティーブ・ジョブズが愛読していたことで知られていました。私にとっては憧れの一冊でした。

その本は一冊約4,500円もしましたが、もう自分には失うものがないと思い、手持ちのお金をすべて使って購入しました。

 

 

 

 

その本を読み進めるうちに、今まで知らなかった不思議な世界が私の前に広がり、目が開かれるような感覚を覚えました。それまで、借金を返すことは不可能だと絶望していたのですが、「不可能なことなど何もない」と感じるようになり、生きる希望が湧いてきたのです。

 

本を読んでいるうちに、不思議な力が湧いてきました。そして、その力に背中を押されるようにして家に帰り、妻に借金のことをすべて打ち明けました。その後、妻の協力を得て任意整理を行い、最終的には438万円の借金を約3年で返済することができました。

 

達観したわけではなく、今でも死にたくなるようなことが毎日のようにあります。しかし、結局私が伝えたいのは、人は考え方次第で、生きることも死ぬことも、どのようにでもなるのではないか、ということです。

 

自分はこれからも、生きる希望を探し続けたいと願っています。よりよい人生を送るために。