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長らく山積みしていた本を整理して

 

少しすっきりした元ギャンブル依存症者のガネーシャですゾウ

 

 

 

日本ダルク代表の近藤恒夫氏の著書

 

薬物依存を越えて 回復と再生へのプログラム

 

を読み返しました。

 

 

 

近藤氏は

 

船会社に勤めていた30歳で覚醒剤をはじめ

 

覚醒剤中毒から船会社の仕事を失い

 

兄が経営する出版社の金を奪い倒産させ

 

覚醒剤を買うために消費者金融で300万円の借金をつくり

 

37歳で病院へ3ヶ月入院するも

 

覚醒剤を止められず

 

39歳のときに逮捕されます。

 

 

面会に来てくれたメリノール宣教会のロイ神父。

 

アルコール依存者でもあったロイ神父が差し入れたもの

 

ビッグブック

(アルコール依存者にも回復の望みがあるというプログラムと、実際に回復した人たちの物語)

 

二枚のしおり

 

カルミン(ハッカ子)

 

 

 

拘置所の独房の中で近藤氏は

 

「四十歳を過ぎて、人生のやり直しはできない。

 

これから出所しても、いまのオレは生まれ変われるはずがない。

 

死んで生まれ変われば、覚醒剤なんか使わない人生を選べるかもしれない」

 

と死を考えます。

 

ある日、身体に変調をきたして救いを求め

 

しおりを取り出して読み始めます。

 

 

神様、私にお与えください。

 

自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを、

 

変えられるものは変えていく勇気を。

 

そして二つのものを見分ける賢さを。

 

 

繰り返し読んでいると気持ちが落ち着き

 

鉄格子の窓の外を見ると

 

雪の中に咲くタンポポを見つけ

 

自身の姿と重ねて生きる希望を取り戻します。

 

 

その後、執行猶予となった近藤氏は

 

ロイ神父に誘われ

 

アルコール依存者の自助グループに入り

 

覚醒剤からクリーンになり

 

自身の回復と仲間の回復のために

 

薬物依存者のリハビリセンターDARC(ダルク)を立ち上げていきます。

 

 

 

 

私たちの人生には変えられないもの(遺伝的要因や養育や環境)はあります。

 

しかし、私たちは

 

変えていく能力(ちから)

 

をもっています。

 

 

大海原では

 

同じ風に乗って

 

東に向かう船と

 

西に向かう船があるといいます。

 

その違いは

 

帆の張り方だそうです。

 

 

私たちには風を変えることはできませんが

 

どんな帆を張るかは私たち自身が決めることです。

 

 

仲間の皆さま

 

回復に向けた帆を張っていきましょうニコニコ

 

 

 

みなさまがますます幸せでありますように。

 

ガネーシャでしたゾウ