「大丈夫 人は生まれ変われます」

 

 

薬物依存者の回復支援施設 茨城ダルク代表の岩井喜代仁氏が、

 

支援者である神父さんにいわれた言葉。

 

 

 

 

 

 

岩井氏は、元ヤクザの組長で、

 

24歳でクスリに手を出し、

 

クスリが元で33歳でヤクザを首に。

 

 

その後、クスリを使いながら全国を飛び回り、

 

日本有数の売人となるが、

 

42歳で逮捕され留置所に入れられる。

 

 

執行猶予となり釈放されるが、クスリを止められずに自殺を図る。

 

死にきれず、生き方を模索していたとき、

 

自身が薬物依存者で、薬物依存者の回復施設ダルク創設者となっていた近藤恒夫氏と再会し、

 

茨城ダルクを任せられる。

 

しかし、岩井氏は今までに薬物依存者をつくってきた元売人である自分が、

 

ダルクで人を助ける矛盾に悩む。

 

「俺はクスリを売ってたくさんの人を不幸にし、

 

自分の子どもの面倒すらみられない。

 

もうすぐ五十歳になる、

 

こんな俺でも生まれ変わることができるんですか?」

 

神父さんは言った。

 

「そうです。昨日までのことはいいんです。生まれ変わればいいんです」

 

 

その後の岩井氏の活動は、

 

多くの薬物依存者を救うことになる。

 

 

 

 

 

 

ある意味、私たちは毎日死んでは生まれ変わっている存在だ。

 

私たちの意識は、「眠り」という名の「短い死」を体験して、目を覚まし生まれ変わる。

 

 

物理的にも、私たちの体は、その構成する細胞も原子も、

 

毎瞬入れ替わっており、

 

3年も経てば(1年という説もある)、

 

全く新しく入れ替わるといわれる。

 

身体だって別人になっているのだ。

 

大丈夫、人は生まれ変われる。

 

 

ギャンブル依存症で、

 

借金を抱え、

 

20年間の時間と家族関係を、

 

パチンコ・パチスロで失ったガーン

 

大バカものでも生まれ変われる、はず。

 

 

 

まずはご飯をしっかり食べて、横になって寝よう。

 

あなたも私も、きっと生まれ変われる。