日本のギャンブル依存症者は536万人ともいわれています。
このギャンブル依存症が意志の問題ではなく病気だということはあまり認識されていません。
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依存症の科学 いちばん身近なこころの病
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今では脳内に変化が起きる病気であることがわかってきています。
では、脳内の変化が、どんな症状に現れるのでしょうか。
私も依存症でしたので、経験的には、こんな風に変化があります。
●意志力の破壊
●否認
●誇大妄想
が起こります。
これにより
●お金が無くなるか、閉店時間になるまで帰れない
●自分はギャンブル依存症ではない。病気ではないという
●負け続けても、あと少し続ければ当たりが来ると確信している
●今までの負けをギャンブルで取り戻せると妄想している
普通の人には考えられない思考回路が脳内にあるのです。
「ギャンブル依存症の人の脳内は、ピクルスになっている。きゅうりには戻らない。」ともいわれています。
治療しないギャンブル依存症者の行き着く先は、
「多重債務と自己破産」ともいわれます。
最近の研究ではギャンブル依存症も他の病気と同じで早期発見と早期治療が必要と考えられてきています。
この病気は本人にはまず自覚がありません。
治療法に正解はありませんが、
周りの方が一緒に多重債務の専門家に相談することがひとつの方法です。