臨床心理学者の河合隼雄先生がおっしゃっていた言葉。

 

「つまり我々サイコセラピーをやってる者は、この自我を弱めてこの全体としてのハーモニーというのを取り返すのがセラピーということだ、ということです。」

 

 

 

依存症者の脳は、意志の力が低下して、自我が強くなっています。

 

そして、不安が高まっています。

 

では、私たちは、どのように自我を弱めて、不安を減らしたらよいのでしょう。

 

 

Dカーネギーが不安を減らす方法として勧めているのが、

 

1.「起こりうる最悪の事態とは何か」を自問すること。

 

2.やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。

 

3.それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。

 

 

最悪のことがらをそのまま受け入れることによって、心理学的なエネルギーを解放することによって、心の平和が得られるのです。