何らかの依存症が日本に約2000万人いるといわれています。

 

単純に、軽い人も含め、国民の6人に1人は依存症という数字です。

 

依存症とは、やめようとしようとする自己コントロールができなくなった状態といえます。

 

ニコチン(タバコ) 1500万人

ギャンブル     536万人

アルコール     230万人

インターネット    270万人

 

禁煙や分煙運動などタバコの対策は進んでいるように思いますが、実は、日本のギャンブル依存症者は海外の先進国に比べて異常に多いのです。

 

海外先進国では人口の1~2%、日本では5%です。

 

あまり報じられませんが、その理由はパチンコ・パチスロであることがわかっています。

 

ギャンブル依存症の8割以上がパチンコ・パチスロなのです。

 

海外では、ギャンブル依存症を防ぐため、カジノを人口密集地から離れたところに建設します。競馬は開催日・開催時間を限定します。

 

しかし、日本のパチンコ店は家の近所にあり、年中無休で毎日入れるのです。これは世界から見ると例外といえる状態です。

 

だからこそ、日本は世界一ギャンブル依存症が生まれやすい国になっているのです。

 

私たちは、そのような環境に自分たちが置かれているということを、自覚しなければなりません。

 

 

 

〇依存症の科学 いちばん身近なこころの病 岡本卓 和田秀樹 化学同人