回復への道では、借金を返済しながら、パチンコ・パチスロを止め続けなければいけません。
私の経験からすると、パチンコ・パチスロ依存症という病気につける特効薬はありません。
とりあえず「今日一日だけ」パチンコ・パチスロを止めてみることです。
「明日のことはわからないけど、とりあえず今日一日は止めよう」という、地道は毎日の積み重ねになります。
そして、経験者として、依存症者として、私がご家族や周りの人にわかっていただきたいと思うことは、
①パチンコ・パチスロ依存症は脳の病気である
②パチンコ・パチスロは意志の力で止められないこと
依存症者がパチンコ・パチスロを止められないのは意志の弱さや甘えなどではなく、脳の病気だということです。
依存症者の脳は、パチンコ・パチスロの刺激にだけ強く反応するような回路ができて(学習し)、意志の力を司る部分が壊される(機能が低下する)のです。
ですから、依存症の回復のためには脳を回復させなければなりません。
私は、脳を回復させるためには、
①パチンコ・パチスロの刺激から離れること
②別の回路をつくる(活性化する)こと
の2つが大切だと考えました。
そこで、脳に別の回路をつくるために私がとった方法は、シンプルな心理学的アプローチでした。
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