
近代化された都市と人が見所の『プレイタイム』

主人公はこれまた引き続いてタチ演じる伯父さん、ムッシュ ユロです

大都会パリにやってきたユロ

なんだか人混みに流されて、迷子に

そこでの出会いやハプニングの一日を描いています

で、主人公はユロでも…本当の主役は近代化された仮想タウン『タチヴィル=タチの都市』

この映画の為に戦後フランス映画史上最大の巨額な費用をつぎ込み、半年以上もかけて作ったんですよね

凄すぎます

フランソワ・トリュフォー等一部の映画人や熱狂的なファン、映画祭等で評価されるも、興行的には失敗し、タチは破産に追い込まれてしまうんです

そんな事が裏にあったとしても、そんなの関係ないくらい、映画は素晴らしいです

特に巨額を投じた『タチヴィル』は、40年以上も前の作品なのに、今新築されていてもおかしくないくらいのデザインの良さ

さすがジャック・タチ

名作とはいつの時代も色あせないのです

そして、デザインに関してはどうしても流行廃りがあるのに、いつ観ても斬新で心が躍るのは、タチの作家主義、監督主義がなせる技

インテリアのシーンで特に印象深いのは、巨大企業のオフィスをユロが上から眺めるシーン

整然と並んだ個人のオフィススペースとオープンになった吹抜けは圧巻です

そして、もう一つ

ガラス張りのマンションの夜景

近代的でオシャレなマンションなのに、夜だから室内が浮き上がり、住んでいる人がまるでマネキンのよう

本当に素敵でユーモアもあって大好きな作品です

プレイタイム ( 新世紀修復版 ) [DVD]/ジャック・タチ,バルバラ・デネック

¥4,935
Amazon.co.jp
ジャック・タチの映画的宇宙/著者不明

¥1,260
Amazon.co.jp
金沢でのこだわりリフォームは

あなたのこだわりを実現する工務店、住まいの研究社
ホームシアター、車好きの方
は必見
住宅、ガレージ、ホームシアター、店舗、医院、工場の設計はIDEA ARCHITECTURE DESIGN OFFICE