
これは予告を観てから絶対観に行かなくてはならない作品でした。
それは勿論、ライト先生の傑作「グッゲンハイム美術館」が舞台になっているからです

もう一番の見所はグッゲンハイムでの銃撃戦

実物は絶対ダメだから、セットとわかっていながら、でも心は痛みます

徐々に破壊される度、心がズキズキ痛みましたよ。
このシーンの他にも、とにかくこの映画は建築が見所

ヒューマンスケールを超えた大空間、そして無機質なガラス、コンクリート、鉄…
シンプルでカッコいいんだけど、とっても冷たい感じが悪にまみれた銀行を象徴しているみたい。
その中で正義を貫こうとするクライブ・オーエンとナオミ・ワッツの人間性が、際立って見えます。
パンフレットを買って読んでみると、このストーリーが実際の銀行スキャンダルをもとになっているってことで、驚いています。
今回は建築に目を奪われていたので、もう一回じっくり観たい作品です。