うちのムスコ、親のひいき目にみてるけど、本当にいいヤツで…

 

周りにいる気弱な子がいじられていたら、自分のことじゃないのに相手に食って掛かっていく…

とか、

 

クラスで誰一人参加しなかった、希望制の掃除コンテストの日にクラスでたった一人で教室中の掃除を担当する

とか、

 

みんなが言うこと聞かなくて先生が困ってたら、率先して注意する

とか…

 

「え?なんでそんなことするの?(意味なくない?)」と親でも思ってしまうようなことも、

たまにやったりするような、いいやつ。

 

でも、同級生、特にどこにでもいる人気者グループとかからは、

「偽善者!」とか、「うざっ」「チクリ魔」とか言われちゃうタイプ。

(うん、私もそばにいたらそう思っちゃうかもだから気持ちはわかる…)

 

 

ムズカシイのは、彼は何も間違ってなくて、

むしろ、「そうすることが正しい」と教えられることを正しくしているわけで、

「そんなことしなくていいよ」とはなかなか言いづらい。

 

けど、友だち関係を考えると、ちょっとToo Much感があったりするのよね…

 

 

もちろん、彼もいつもいつでも優等生なわけではないし、

それなりに悪いことも、誰かを傷つけることもしているとは思うんだけど、

なんか、ちょっと、こう、バランスがねぇ。

 

 

それが原因かはわからないけれど、

小学校に入学してからというもの、ずっとずっと友だち関係ではずるずる悩んできた。

 

友だちがいないわけではないけれど、

親友と呼べるような、いつでも遊べる友達はいるような、いないようなだし、

彼が安心して付き合える友達はとても少なかった…

 

なので、「有休制度ありましたっけ?」っていうくらいの頻度では学校を休んできた。

(不登校とまではいかないけど、学校が好きではない子)

 

それでも、彼が信頼できる先生が担任だった時だけは、

友達関係もまぁまぁ穏やかで、学校も楽しそうだったっけ。

 

 

我が家は、彼の性質と、周りの状況を見て、「スマホは中学生になってから」ということにしているんだけど、

周りの友達はみんなもうスマホを持っていて、遊ぶ約束も口頭ではなく、LINEでやり取りしているらしい。

 

それもあって、ムスコには情報が回ってこないので、必然的に声がかからない。

なので、遊ぶ友だちがいない…という悪循環。

 

「スマホを持たせたら友達と仲良く遊べるのかな… スマホがないことも拍車をかけている原因なのかな…」

と何度も悩んだけど、

やっぱり、今の状況ではいらぬトラブルに巻き込まれる可能性が高いことと、

彼の性格上、LINEでのやり取りで傷つく可能性が高いと判断して、やっぱりスマホは与えずに今に至る。

 

そんな感じなので、私も小学校入学から今まで、

ずっと彼の友達関係のことは少なからず心を痛めてきたし、悩んでもきた。

 

 

 

そんなこんなで、この夏休み明けの先日のこと。

新たに問題勃発。

 

放課後に珍しく、「大人数で遊びに行く」という計画に声をかけてもらったとのことだったので、

塾の都合も調整して、急遽遊びに行かせることにしたんだけど、

なんだかんだとあって、なんと帰ってきたのが20時半過ぎ!

 

もともと、隣のマンションの中で遊ぶという話だったので、

20時までには帰ってくるように言っていたんだけど、時計がなくて遅れたとのこと。


帰ってきて、バッチバチにしばらく私が怒りまくって、ツメまくっていた(完全に怒り狂ってたw)ところ、

急に彼が涙し始めた。

 

話を聴いてみると、内容はこう。

 

・みんなの人気者グループの3人がいて、その3人に嫌われるといじられるし、他に人に陰口(陰キャとか)とか言われる

・気に入られないとしんどい

・ママ達には「そんな人たちとは距離をとれ。むりに仲良くしなくていい」って言われるけど、小学校ではそんなわけにもいかなくてつらい

・受験勉強がおろそかになるのはよくないと思うけど、友だち関係もどうしたらいいかわからない

 

 

お、おぅ…

そんなにつらかったんか…

なんか、正論ばっかり言ってツメまくってごめん。

 

 

もちろん、彼が言うことが100%じゃないことは前提だし、

彼にも何かイラつかせるものがあるかもしれないんだけど、

やっぱり彼自身がそこまで追い詰められていたことは事実で、

「仲良くしてもらいたい」「気に入られたい」と、気を遣い、接待のような遊び方をしていたことにも驚いたし、

母親としてとても傷ついた。

(そこまでしても、3回に2回は嫌な思いをして帰ってきてるのも事実)

 

 

結局、一晩経ってみても、私にも正しい解決法はわからず、めっちゃモヤモヤした。

 

 

どこにでも人気者グループっているし、スクールカーストってもはや小学生にも全然ある。

小学校生活という狭い世界では、「人気者の意見=マジョリティーの意見」となり、その雰囲気に流されやすい。

さらには、昔の小学生と違って、情報過多な世界で、SNSまで駆使している…

 

 

もはや大人の世界と小学生の世界の状況は同じみたいだし、

経験も思考も思慮も浅い分、もっと厄介なのかもしれない…

 

「よくある話」「大人の世界でもあること」「処世術も学ばないと」

って今までは思っていたけれど、

ちょっと考えを変えることにしました。

 

 

夫婦でいろいろ話して、

「学校の優先順位は下げる」ということに。

 

もちろん、基本的には頑張って通学してもらうんだけれど、

「行くのがしんどい時は休むこともアリ」「無理に行かせない」

という方向に変更することにしました。

 

 

周りもこれから受験の厳しい時期に入ってくるし、

きっと精神状態もみんな不安定になってくると思う。

そんな中で、今の彼の置かれている立ち位置であれば、なおのことメンタルが心配…

っていう理由で。

 

 

 

子どもを取り巻く環境を親が、先生でさえも把握できなくなるのが小学生。

そして、昔の経験が通用しない今の小学生。

 

だとしたら、わが子の気持ちを尊重するしかない。

甘いかもしれないけれど。

親だって何が正解かなんてわからない。

 

彼の良さや彼の自尊心を、知らないヤツにつぶされるのもマジでむかつく。

そいつらに会ったら、めっちゃ説教してしまいそうになるのをぐっと堪えています。

ひそかに睨みつけてはいるけど(笑)

 

 

子育ての悩みっていつも尽きないし、年齢が上がるごとに内容も種類も変わってくる。

どれが正解なのかなんて、後になってみないとわからない。

いや、後になってもわからないかも。

 

だったら、もう、自分が知っているわが子を信じて、

「わが子のためにはこれ!」って思う方法でやってみるしかない。

 

私の希望は、

「彼に本物の親友が見つかること」

オタクでも、陰キャでもなんでもいい!

感性が合って、彼のことを好きだと思ってくれる友達が一人だけでもいいからできてほしい!

 

そのためにも、似た者同士が集まる学校に入学して、

安心して素が出せる環境で、青春してほしいのです!

母として。

だからこその中学受験。

 

より偏差値の高い学校にいきたいわけではなく、

似た者同士が集まる、そんな生徒たちを誇りに思ってくれる先生たちがいる、そんな学校に行きたいのです。

皆さま、ぜひ応援していただけると嬉しいです。

 

 

子育てって、いつになっても難しい…

 

ただ、

「最後には親を頼れる関係性」

「ピンチの時こそ子どもの絶対的な味方になれる親であること」

は、これまでの紆余曲折から自分の中では大事にしている軸。

 

とはいえ、ムズカシイ!!!!

 

あー、ママたちと語りたい!

 

いつか、「こんなこといっつも悩んでたよねー」って笑えますように!!!!