帰省した際に、義両親と義姉から「おぼんだま」なるおこづかいをもらったムスコ。
「なかなか着手できていない自由研究を終わらせること」
を条件に、
欲しかったゲーム（マインクラフト）を買わせてもらったムスコ。
前から欲しい欲しいと言っていただけあって、
昼ごはんも、夕飯も、まさに「寝食を忘れて」没頭し続けています。
（すえに9時間超え・・・）
時々、「ママー、見てみて！」攻撃を挟みつつ…
よくそんなに集中できるもんだねぇ。
私は途中で昼寝もしたし、家事もしたし、ごはんも食べたけどね。
そんな風に、安心しきって、ゲームにどっぷり没頭する息子を横目に、
最近、ムスコが今までで一番落ち着いている気がする。
私が何か言えば、ものすんごく素直に応えるし、
気に入らないことや、うまくいかないことがあっても、切り替えが早くなった。
ぐずぐずと拗ね続けることがなくなった。
まるでまだ何もできなかった赤ちゃん時代に匹敵するくらい、
私にまとわりついてくるし、べたべたしている。
外に出れば手も繋ぐし。
我ながら、小学校三年生の男子にしては、とっても良好な母子関係ではないかと思ってしまう。
思い返せば、生後半年で保育園に入り、
「子どもがいることをハンデにされてたまるか！」と、
見えないマミートラックが忍び寄る気配から逃げ続けていた頃。
一番かわいい時代をまったく見過ごしてしまっていた気がする。
見てはいたけれど、記憶には残せないことを分かっていたかのように、
尋常じゃない写真の枚数を毎日撮っていた。
これまでのキャリアを無駄にしちゃいけない。
ここで頑張らないと、キャリアが途絶えてしまう。
根拠のない不安に駆られて、
仕事も育児も家庭もいっぱいいっぱいだった。
その当時の記憶をなくすほどに。
でも育休復帰して2年後、仕事を辞めた。
その頃はすべてを無くしてしまったかのような虚無感だったけれど、
その後、働き方を変え、仕事の内容も変え、3度もキャリアチェンジをして、
今やほぼほぼ家にいる状態を自ら選んでいる。
あの時に、追い込まれるほどにしがみついていた「キャリア」は、
今となってはまったく違う形になっている。
たった4年くらいのことだけど、
あの当時には、今の私の状況や、息子の状況なんてまったく想像すらできなかった。
うちの息子の場合ではあるけれど、
小学校になれば、手が離れて、私の自由時間も増えると思っていたけれど、
まったくもって逆だった。
小学校という、これまでとは違う環境。
常に目を、心を配ってくれて、
自分のことを理解してくれる、保育園の先生や友達のお母さんたちなどの身近な大人がいない環境になることで、
不安が増大してしまったような気がする。
「できる」「できない」で評価されてしまいがちだったり、
大人が介在しない子供だけの社会など、
子どもにとっては住む世界が変わってしまうほどの変化なんだと、
小学生の母を2年ちょっと経験して、やっと実感している。
繊細で、がんばりやな部分をもつムスコにとっては、
「安心できる場所」
「安心できる関係」
「自分を分かってくれる人」
がとっても大事なんだと、ひしひしと感じている。
今、私が常に家にいること。
彼を否定しないこと。
なんでもまずは受け入れてみること。
そんな環境も手伝って、
やっと彼が彼らしくいられるようになってきた気がする。
元々もっていた素直さや、やさしさ、粘り強さなどをよく目にすることになって、
母としてはうれしい限り。
我が家の場合は、「今」が子供のそばにいるべき時期なのだと思う。
もしかすると、「今」が一番近くいられる時で、
これからはどんどん離れていくだけかもしれないけど、
きっとお互いに感じることができている「安心感」「信頼感」は、
私たちの関係にプラスになると確信している。
「私の人生」を守ることに必死だったけど、
「母としての人生」だって、悪くない。
「母としての人生」を一番に楽しんだっていいんだ。
働き方だって、あの当時にはほとんどありえなかったスタイルがたくさん現実化している。
子育てや、家庭のことだけでは物足りないことも事実だし、
他の人との関わりも持っていきたい。
けど、今の私の軸足は「家」。
それもいいじゃない。
もし、キャリアに迷うママがいるならば、話を聞いてあげたいと思う。
何が正解かは分からないけど、
きっとどれも正解にできるんじゃないかとも思うから。
私の人事経験、採用担当経験、人材エージェント経験で、
キャリア相談、転職相談に乗ることもできるから、
悩んでるママたち、相談してほしい。
サービス作ろ。