こんにちは。ipocoです。
昨日・今日と基礎インスリン140%ですが、血糖値はイマイチ下がりません。さらに夜中の基礎をだいぶ増やして、つい昨日からセンサーのグラフが平らになってきました。夏の頃に比べて基礎インスリンが1日あたり+3単位で落ち着きそうです。基礎インスリンの冬支度完了まであと少し、もう一息頑張るぞ!
さて、本日のテーマは完全に編み物。
「かぎ針の糸始末」画像です。
興味ない人には、なんのこっちゃっていう話です。すいません!
編み物シーズン最高潮で、お店のお客さんもどんどん増えてきました。本当に様々なお客様が来られますが、「編み物をしていて分からないこと」というのは、だいたいおなじです。
一番聞かれることが多いのは、糸始末。
糸始末というのは編み地から飛び出る、編み始めや編み終わりの糸の端っこ(20センチくらい)を綺麗に処理することです。
とじ針という太い縫い針のようなものを使って、編み地の中へ糸端を絡ませて数センチ隠し、残りを短くカットします。縫い物のような感じです。
しかしなんとも不思議なことに、
各社から発売されている編み物作品のテキスト本には、「糸始末の仕方」は書いてません。基礎の本にはさすがに載っているんですが…。
というわけで、今日はかぎ針での糸始末の手順一例をご紹介します。
私が編み物の先生に教えてもらった基本は
「糸端を編み地の裏側で全部で3センチ絡ませ、残りは短くカット」です。
●片道を1センチずつすくって、一往復半で3センチです (行って、戻って、また行く)。
●編み地の表側に糸が出ないように気をつけ、裏側に絡ませます。
●かぎ針は、目の足元に刺すと良いです。針が入れやすく、目立ちにくい場所です。細編み、長編み、長々編み…要領は同じです。
細編みの糸始末例を紹介します。
①目の足元を1センチくらいすくう
(写真では4本すくっている)
③②と同じ要領で、糸をすくい、また向こうへ行く。
⑤ほとんどわからない。
たったの3センチしか絡んでいませんが、編み地の中に入ってしっかり絡んでいるため強度は充分です。よほどほじくったり、その箇所だけに力を入れてギュウッと引っ張ったりしなければ、簡単に糸端が飛び出たり、解けたりは…しません。
なんとなく心もとないんですけどね。
お店でもかなりの人数の方に同じ説明をしたのですが、実は未だかつてこの説明通りにされた方が、ひとりもいらっしゃいません。
冗談みたいですが、本当の話なんです。
大抵のお客様は、片道2センチずつを3往復、いえ、往復ではないばらばらの方向に針を入れ迷走されます。なんでかな…やっぱ説明がヘタなのか…
【片道1センチで、一往復半しましょう】
【これでいいですか…?】
なぜ長さも方向も回数も違うんだろう…
どの方も、他のことは簡単に指導通りにパッとできるのに、糸始末だけはなぜかこうなんです。
お店で使っている作品には写真のようにわかりやすい編み目がないので、それもどうしたら良いのかどう迷う一因だとは思います。それに、「そんなにちょっとしか入れなかったら、そこから解けて穴が開いてしまう!」と心配なので、多めに刺している様子もあります。
しかし、
3往復も入れると、そこだけモコモコに、地厚で硬くなってしまいますし、別々の方向へあちこち入れるのも、伸縮性がなくなるので実はそんなに入れないほうが良いのです…、
でもいいんです、そんなに大差はないです。
リラックスして楽しんでいただきたいです。
さて、編み針は何本か持っていても、とじ針をお持ちでない方が意外と多いです。前述の通り本にはあまり載ってませんが、とじ針は編み物のマストアイテムです。セーターなど、複数のパーツをつなぎ合わせる作品には必須です。編み物が楽しくなる魔法の道具?なので、もっといろいろ編んでみたいな…という方は、ぜひどうぞ。
100円ショップでも売っていて、メーカー品とパッと見は同じですが、じつは100円のは針穴の中がザラザラしていて、糸の通りが良くありません。糸を通すときに針穴に引っかかって繊維がばらけやすいですし、針先が丸くて「糸を割る」という、毛糸の真ん中に針を刺して繊維を絡ませる繊細な処理がしにくいです。メーカー品でも3本で400円程度ですので、永く使うのであれば手芸店でのご購入をオススメします。
今年は早いですがもう仕事納めしましたので
来年またがんばります。
それじゃ、本日はこれにて。












