インスリンありますか?〜その辺の薬局にて〜 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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がんばりすぎない1型糖尿病・ipocoのブログです。一型糖尿病に関する情報や、暮らしの様子を書いています。
気長に一緒にがんばりましょう!

こんにちは。ipocoです。

本日のテーマは、
9月1日の防災の日にはちょっと早いですが、
災害時のことを考えておこう。」です。


一型患者さんのための情報発信をして下さっている「日本IDDMネットワーク」さんのホームページに行くと、一型患者さんが災害時の心得としてやっておくと、いざという時の助けになることがまとめられています。

日本IDDMネットワークさんの
「暮らしに役立つ情報」◾︎災害対策へのリンク
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三重県の災害時対応マニュアルや、阪神・淡路大震災時の経験を元にまとめられた書籍版の「お役立ちマニュアルPart3」も通信販売されてます。

私は春先にカーボカウントセミナーに行った時にこのPart3書籍を購入したのですが、結構なボリュームの立派な本です。時間がある時に手にとって少しずつ読んでいたのですが、ひと通り読んで全体の内容をなんとなく把握したので、非常時持出しカバンに入れることにしました。


この本には「災害時の心得帖」という総まとめページが付いていて、そのページをコピーしたり切り取ったりして折りたたんで持ち歩けるようになっています。私が購入した時は、すでに折りたたまれたものが1部、本とは別におまけで付いてきました。おまけは長~い紙をじゃばらに折ってあり、カードサイズになっています。


この小さな紙の両面いっぱいに、
・自分の情報(使っている薬や病気の説明)
・連絡先メモ欄(家族、病院、薬局、職場や学校など)
・災害時の体調管理の心得
・インスリン確保ルートの情報
など、自分の個人的かつ非常時に必要な情報が小さい字でびっしりと書き込めるようになっています。災害時でなく低血糖時のときなども、持ってるだけで何かと役に立ちそうですね。


ここに住所やいくつかの連絡先、使っているインスリンの情報などはすぐに書き込めましたが、「自宅や職場の周りでインスリンを確保できそうな場所」…というところで何も思いつかず、「微妙だわ…」と思いました。


そこで、自宅周辺でインスリンを確保できる可能性のある場所を考えました。思いついたのは、いずれも自宅から歩いて10分以内の薬局3件で、近くを通った時にダメ元で「インスリン製剤を置いてますか?」と入って聞いてみました。



1件は「うちは置いてません。」と言い、
2件は「たまにくる患者さんの分ならあるが、いつもあるとは限らない。種類も全部ない。数に余裕はない」という回答でした。

それでも良いから何を置いてるか教えて欲しいと食い下がると、1箇所の薬局では種類は教えてくれませんでしたが10~20箱程度の在庫があることと、もう1箇所の薬局でにアピドラとトレシーバが数箱あるらしい事を教えてもらえました。



まあ予想していた通りの回答でした…



「災害時の確認」なので、こちらとしては種類なんかいつもと違ったって良いのです。何でも良いから手に入らなければ確実に死ぬのですから…
私はそう思いますが、「種類は何でも良いから、とにかく必要なのだ」といっても、インスリンは劇薬ですから渡す方だって簡単には通じないですよね。とりあえず、手元に1週間分持っていれば支援物資が届くようになるので間に合うといいますが、手持ちが必ず足りるとも限りません。



何だか暗澹とした、困った気持ちになりましたが、
さらに心得帖を読んでいくと、「お薬手帳を必ず携帯すること」とありました。そうか、この手があった!
突然現れた人が「患者です」と言って薬をくれと言っても無理そうですが、「お薬手帳」があれば相手はプロですから、話が通じる可能性もゼロではありません。お薬手帳は、インスリンポーチに入れて常備することにしました。


また、さらに家の近くの交差点に「糖尿病内科」の看板を出した個人医院があるのも見つけました。おそらく2型の先生だと思うのですが「糖尿~」で看板を出してるくらいです。院内にインスリンを置いてるか、処方箋を書くかしてもらえる可能性がありますので問い合わせてみようと思います。


職場の周りも同じように周辺ビルの薬局など探して考えるのは大変そうですが、出来る時にやっておこうと思います。



あなたはご自宅や職場、学校などの環境を確認されたことはありますか?もし、まったくした事がなかったら、これを機会に、ipocoと一緒に災害時のための調査・準備をしてみませんか?


損はないと思います。たぶん…。



以上、ご参考までに。



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