寒いですねー。ブルブル。
先日外来に行ってきまして、これまでは甲状腺機能が亢進状態(バセドウ病)だったのですが、今度は逆に甲状腺の機能が低下状態(ハシモト病?)になっていることが判明しました。とりあえず今までの薬を中止して様子を見ていますが、今後どうなるのか、不安でいっぱいです…。
今はちょっと凹んでいますが、幸いこれまでの経験から、自分はそのうち必ず立ち直れる…とだけ知っています。さあ、元気を出して、冬を乗り越えよう。
というわけで本日のテーマは、
「カレーライスと、注射の研究」です。
日本人は世界でも有数のカレー好きなんだとか。日本人1人あたり、平均で週に1回は食べてるらしいです。まじで?そんなに?昔、英語の教科書に書いてあったんですよ…。他の内容はみんな忘れたけど、それだけは変なの…と思ったんで、今でも覚えています。
さて、ポンプについてる
デュアルウェーブ・ボーラス(長いので以下、デュアル)は、インスリンポンプで普通の打ち方(ノーマル)と時間をかけて注入する打ち方(スクエア)を組み合わせることができる注入方法です。
しかし、このデュアル…具体的な使い方が、説明書や本などにはあまり説明されていません。ネットや説明書などの情報をあちこち探してみたものの、大抵は「デュアルはカレー、カレーはデュアル…」と書いてあるだけ。つまり、カレーライスに使えってことらしい。
デュアルは血糖値の上がりやすいもの(ごはん)と、上がりにくいもの(カレー)の食べ物にぴったりの使い方だということなのですが、具体的な例(ノーマルとスクエアの比率はどのくらいか?とか、スクエアは何時間かけて注入するか?とか)は、まだ見たことがありません。
何をどのくらい食べるのかなんて人それぞれなので、説明する側としても何とも言えず、『さあ、各自やってみろ!』となるのは分かるんですけど、やっぱり患者としてはガイドラインが知りたい…。つまり、みんなはどうやってカレーを食べてるの?
そこで今日は、自らひとつの回答例になるべく、私のデュアル・カレー事情?を公開したいと思います!
まずは、炭水化物(糖質)で、どのくらいの量を食べているか…ですが、いつも私が自分で作っているものはカレーのタイプによらず、
◼︎ご飯100g(カーボ40g)
◼︎カレー1食分(カーボ20g)
という組み合わせが多いようです。
外食だと何が入ってるか分からないことが多いのでカーボカウントはあまり正確ではありませんが、まあ大体それくらい。
この1年半あまりにいろいろ試してみたところ、
スクエア分の注入時間については1.5時間から2.0時間が良いらしいことがわかりました。油の濃さや具(お肉が多いとか)によって、2.0時間にしてみることもあるのですが、個人的には1.5時間が適しているような気がします。
また、スクエアとノーマルの比率については、カレーのタイプで注入比率が変わってきます。
1.おなじみのシチュータイプのカレー。
ノーマル・スクエア比は5:5です。
計10単位打つなら、
ノーマル5単位:スクエア5単位です。
自宅カレーも、カレーのCoCo壱番も、これで攻略!
2.タイカレー、インドカレー。
ノーマル・スクエア比は7:3です。
計10単位打つなら、
ノーマル7単位:スクエア3単位ですが、
まだちょっと研究していて、
もしかしたら7.5:2.5がベストかもしれません。
3.スープカレー。
北海道ではお馴染みのカレーなんですか?
近所に美味しいスープカレー店があって、ちょこちょこと通いながら研究してたのですが、一番の難関だったのがコレです。スープになってるぶん油が薄いのかも?実験の結果では
ノーマル・スクエア比は8:2でした。
計10単位打つなら、
ノーマル8単位:スクエア2単位です。
ほとんどノーマルなんですね。ちなみに9:1もやってみたのですが、やはり15~20%はスクエアにして時間を引っ張らないと、食後4~6時間目に微妙な高血糖(160~180位)がやってくるようです。
というわけで、ipocoさんは色々なカレーが食べられるようになりましたとさ…以上、ご参考までに。
あなたはどうやってカレーを食べていますか?
よかったら、ぜひipocoにも教えてください!
