本日のテーマは、
「鍋メーカーは、
やっていけるのだろうか。」です。
あなたはご自宅でお料理などされるでしょうか。我が家では、主婦・ipocoがお料理担当です。
この間、鍋が古くなってきたので買い替えることになったのです。私はキッチン用品売り場へ、いつものように鼻唄まじりで行きました。
ランランラ~♬
お鍋はどこかしら~♫
おっ、ここだな~♩
いっぱいあるわ~♪
ど~れにしようかな~🎶
…。
よし、これだっ!!
お鍋を買ったことのある主婦の方はすぐにお分かりになると思いますが、あなたは「雪平鍋」(あるいは「行平鍋」、ゆきひらなべ…)と言われて、イメージがわくでしょうか。
主にアルミ製であることが多く、表面にポコポコした独特の鎚加工がしてある、日本ではおなじみのデザインの片手鍋です。煮物やみそ汁などを作るのに適しているので、どこのご家庭にもひとつはあるかも知れません。
それで…、
雪平鍋は、とても安いのです。
小さすぎず大きすぎない、使い勝手の良い直径20センチ程度の大きさのもので、相場は大体500~2000円です。
高級品などの例外はもちろんあるものの、量販店に行けば安いものはもっとお安く、400円位というのも珍しくありません。
それに比べて、普通のお鍋は1000~5000円というのが相場のようですから、雪平鍋のお手頃感が伝わるでしょうか。
それでですね。よく考えてみると…
私は新しい鍋の前に使っていた「すこし薄汚れた雪平さん」を、どの位しつこく使い続けてきたのだろう。と、ふと気になりました。駅前のマルエツの「セール!本日のお買い得品」の山の中から、たった500円で家へ連れ帰ったのは、はるか3年は前の気がする…
こんなに安いのに、
こんなに長くこき使われて、
一家に数個もあれば十分という、「お鍋」。それなのに、鍋本体など買い替えずに、持ち手だけを綺麗なものに交換できる商品まであるのです!!
気になり出すと、さらにいろんなことが気になるもので、野菜売り場には人がいっぱいいるのに(ゴチャゴチャ)、山積みの鍋売り場には私しかおらず(ポツン…)、鍋達はもやしと違ってバンバン売れている風ではない…。
「ものの値段は需要と供給で決まる」と言いますが、なぜか需要側が供給側の心配をすることになってしまいました。
鍋メーカーって、
やっていけてるのかしら…
新しい鍋を使いながら、何故か鍋メーカーにちょっぴり感謝し、行く末を案じた一日でした。
ごはんできましたよ~。
