今日の話題は、糖尿病患者さんのコントロール支援を提供してくれる、無料のスマートフォンアプリ『e-SMBG』です。
もとはインターネット上のサイトなので、スマートフォンのアプリは使っていなくても、インターネットでご利用になった事がある方も多いかも知れませんね。
『e-SMBG』は、日々の血糖値やヘモグロビンなどを細かく入力することができ、色んな視点からグラフ化して見ることもできる、優れものツールです。
また、血糖値だけでなく血圧や歩数などのコントロール関連数値も入力できて、「頑張り度」が目に見えるように工夫されています。数値やグラフで見せられると、普段は三日坊主でも、何となく「よし、もう少しやるぞ!」という気分になって続けられるので不思議ですね。
さて、携帯アプリ版の『e-SMBG』は、このインターネットのサイトとリンクしていますので、すでにインターネットで登録済みのidがあれば、携帯からインターネットのサイトへデータを送信し、同期を取ることができます。私も、日々の入力はスマートフォンでチョコチョコとしておいて、気がついたらインターネットのサイトへ送信しています。数ヶ月間の推移グラフをまとめて見る時は、大きな画面のパソコンで!という使い方です。もちろん、画面は小さいですが携帯アプリでも充分にグラフは見られます。
ちなみに私はiPhoneユーザーなので、Android携帯は使ったことがなく勝手が分かりませんが、Android版も同じアプリがありますので、同様にデータを送ることができると思われます。
ここ数ヶ月、このスマートフォン版『e-SMBG』は少しずつアップデートをしているようで、私が初めて使い出した頃に比べると、とても入力がしやすくなり、気がついたらインスリンポンプも入力できるようになっていました。
ポンプのベーサル機能のところで、今のところ%でベーサルの増減量を指定できる「temp basal」の入力だけは、まだできないようです。が、「select basal」の入力はポンプと同じで3パターンまで入力できます。
私は普段から「temp basal」を使っているので、いつの日にかこれも入力できるように、アップデートをしてもらえるのを心待ちにしています。(でも、ポンプユーザーというだけで、注射器ユーザーよりもさらに人口が少ないのに、開発してもらえるんだろうか…。期待して待つことにしよう。)
さて、個人的に絶賛の『e-SMBG』ですが、最近新しい機能がつきました(あるいは、あるのに気がついただけかも?)。

ある日、ふと気がつくと、アプリのアイコンの右上に謎の赤い数字が表示されていました。
903…?
iPhoneではこの赤い数字のことを「バッジ」と呼ぶのですが、アプリから何かの通知がある時に、こうしてアイコンの右肩に数字が表示されます(たとえば、メールのアプリでは、新着の未読メールの件数が3件だと3と表示されます)。
それで、私はビビりました。
『903件も何かが起きている?!』
しかも、その数字はどんどん増えていく模様。眺めていると、あっという間に1000を超えてしまいました。
これはもう、相当ビビりました。
ヒェ~。一体何なんだ!
そんなに沢山のお知らせが?
ここらでようやく気がついたのですが、私が立ち止まると数字も黙り、少し動くと数字も再び増えていく。
…そうか、歩数だったのか。ホッ。
『e-SMBG』には、以前から歩数カウンターの機能が付いていたのですが、いったんアプリの画面を閉じて待ち受け画面に戻してしまうと、何歩歩いたか見えなくなってしまうので、ほとんど使っていませんでした。その対策でしょうか。
でも、バッジに表示されればアイコンを見るだけで現在の歩数が確認できますね。ふ~ん、賢いな!
あ、でもその間ずっと、裏で起動しておくの?電池減りそうですね…。