消えたインスリン | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。


本日は、効かなかったインスリンは、一体どこへ消えたんだ…という話です。


ことの起こりは昨日、日曜日。

インスリンポンプの、チューブ交換日でした。休みだったので、朝ごはんを食べてから朝風呂に入り、のんびりと交換しました。



ふう…。

と、一息ついたのもつかの間。すぐにお昼がやってきます。



「ipoちゃん、お腹空いたよう。
なんか作っておくれよう。」
と、旦那さんが言いました。

はいはい。お昼ごはん。
と言うわけで、お昼はラーメン。

ここまでは、まあよかった。
事件の発覚は、食後2時間。


なんか、気持ち悪い。
喉が乾く。吐き気もする。


…。


これは、高血糖のケトアシドーシスじゃないか?相当高そうだ。

あわてて血糖値測定すると…。
驚きの457mg/dlをマーク。


なんじゃ、それは!!
うぐぐ、気持ち悪いよう。


ここまで高いと、一番に考えられるのは「打ち忘れ」ですが、ポンプでボーラスの履歴を確認すると、ちゃんと打っているようだし、チューブが外れたりインスリンが漏れたりしている様子もありません。チューブを外して数単位送ってみましたが、ポタポタでてきたところを見ると、チューブは詰まっているようでもない。


じゃあ、ただのインスリン不足だろうか?
お昼のボーラスの見積もりが足りなかったんだろうか?


理由がはっきりしないので、とりあえず補正を3単位注入し、様子を見ることにしました。とりあえず、この気持ち悪さをなんとかしたい。


あまりの気持ち悪さに何もできず、横になって1時間。少しは下がったかなあ…と血糖値を確認するも、以前として443mg/dlと、ほとんど変わってないではないですか!


こんな事初めてなので、わからない。
一体、何が起こっているんだ…。


そこで、もしかしたら、ポンプの異常というより、刺さっているカニュレのほうの異常かも?と思いながら、もう2単位注入し、さらに1時間待ってみました。これで合計で5単位を注入したのにも関わらず、血糖値は依然として403mg/dlと、ほとんど効いている気配がありませんでした。


ここでポンプは諦め、注射に切り替え。
緊急用のペン型注射器を取り出して、再び4単位を注入しました。

果たして、1時間後の血糖値は320mg/dlと、まだかなり高いものの、ほぼ予定通りのところへ落ちてきました。

やはり、原因はカニュレか…。
と言うわけで、今朝刺したばかりカニュレを剥がし、交換する事にしました。


ポンプのリザーバーとチューブは、病院だかメーカーだかの決まりだそうで、処方してもらえる数が本当に1ヶ月分ギリギリで、予備はほとんどありません。なので、できれば交換したくなかったのですが、仕方ありません。


ベリっと、カニュレのシールを剥がしてみて驚いた事。

それは、カニュレの先2ミリ程が、直角に折れ曲がっていました。

こんな感じ。

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いやもう、稚拙な絵なんですが、本当にこういう感じだったんです!


イヤーーー!
こんなものが刺さってたなんてーー!



…あ、そういえば、こんな事前にもあったな。あの時は、あまりにも痛くて交換したんだったっけ…。


でも今回は、同じように曲がっているのに、全く痛みは無かったのです。


ところで、お昼ごはんの時に打った13単位のボーラスインスリンと、高血糖の補正のために打ったけど、ほとんど効かなかった合計5単位のインスリン。


計、18単位。

一体、どこへ消えたんだろう。