ひとりベーサル調査団。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

がんばりすぎない1型糖尿病・ipocoのブログです。一型糖尿病に関する情報や、暮らしの様子を書いています。
気長に一緒にがんばりましょう!

こんばんは。ipocoです。


本日は、インスリンポンプでベーサルを調整するにはどう考えたら良いのだろうか?という、つぶやきです。


しかしipocoや…おまえはひとりだろう。
今日のタイトルは、なぜ「調査団」?

…それはズバリ、ひとりでは寂しいからです!そこで、これを読んでくださったあなたは自動的に調査団の仲間です!うっかり間違えてこのページをクリックしてしまっただけでも同様です!!あなたの意思は関係なく、「ipocoと調査団の仲間たち」になりました!

それでいて、あなたにしてもらう事は特にありません。どうぞ、おくつろぎください。そしてもし、この先も読んでいただけたら、それだけでipocoはとてもハッピーだと申しております。



ありがとう、ありがとう!



さて、本題に戻ります。

ポンプを導入した時、ベーサル(基礎インスリン)は変えなくて良いです、と指導されました。そんな私のように、退院した時のベーサル量でずっと同じ人は結構いるとか…。

もちろん、変更しなくてもコントロールできている方はバッチリですが、私はもっと詳しく知りたくなってしまいました。どうやって合わせるものなんだろう。変える時は、どうやって考えるものなんだろう。と。


そこでまずは、おなじみのネット検索。お医者さんのブログや情報サイトなどを参考にしてみたところ、ベーサルというのは血糖値の高低よりは、まずは一日中フラットな血糖値にできていることが重要らしいのです。


ふんふん。


そして、血糖値の高低については、数週間とか数ヶ月の時間をかけて微調整を重ね、少しずつ目標の血糖値になるよう合わせて行くものらしいのです。


ふ~ん。




で、そのやり方とは?

私が見つけた例では、まずは空腹時血糖値と、4時間以上ものを食べないでいる時の血糖値が同じになるように調整するという方法がありました。つまり、1単位のインスリンの効果を調べる「インスリン効果値把握テスト」と同じで、

①まずは4時間何も食べないで、血糖値の変動する要素を排除する。

②開始前の血糖値を測定する。

③実験スタート。ここから4時間は何も食べてはいけません。それ以外の生活はいつも通り。血糖値に影響しないお水、またはお茶を少量ならOK。

④終了後の血糖値を調べる。

実験の前後で血糖値が変動しているならば、あとは実際に基礎インスリン量を少しずつ動かして、同じになるように調整していけばよいのですね。
 
実験後に血糖値が下がっていればベーサルが多いので減らし、上がっていれば足りないので増やす。



…。

そしてそれはつまり…、
ipocoの大嫌いな「恐怖の絶食検査」ですね!




ガーン…!



い、嫌だ…!
ごはんは欠かさず食べたい…!



一日中、おいしいごはんの夢をみてぼんやりと暮らしている私は、この時点ですでに調査計画が頓挫しそうに。

しかしそこへ偶然、会社の健康診断の日が巡ってきて、「朝ごはんを食べないで来てください」という指示がきました。

これはチャンスだ!
ついでにベーサルの調査もしてやるぜ!

こうして私は起床して朝ごはんを食べないで出掛け、血糖値を測定してみました。すると、

実験開始前:100mg/dl
実験終了後:128mg/dl

となり、血糖値は約30mg/dl上昇していましたので、「現在、ベーサルは足りてない」という結果だったのですが、これは自分ではちょっと意外でした。

何でかというと、
これまでの普段の生活では、朝食前と昼食前で血糖値はがいつも横ばいだったからです。ベーサルもボーラスも丁度いいと勝手に思い込んでいたのですが、それって…


じつはベーサル(基礎)は足りてないが、その分ボーラス(追加)を多めに打っていたため、結果的にカバーできていた。という新たな事実?

というわけで、今回は
ベーサルを増やし、その分ボーラスを減らしてトータルのインスリン注入量は同じにする。という結果に落ち着きました。


ipocoのベーサル調査は続く。