おはようございます。ipocoです。
来月少し入院する事になり、派遣会社に休みを連絡したら、何やら書類が郵送されてきました。
封を開けてみると、二つの書類が入っていて、記入して提出するように、とあります。
「傷病手当金」の請求書と、
「健康保険限度額」の認定を申請する書類です。
はて…
なんのことだろう。
これまで、保険組合にただ加入していただけの私は、そのすごいシステムを全然知りませんでした。ただ単に、医療費の窓口負担額が三割になるだけだと思っていたのです。
が、実はそれ以外にも様々なサービスがあり、出産や入院の時など、条件に該当すれば、ちゃんと保険金がおりるようになっていたのでした。
民間の保険会社だって、普段は掛け金を払っていて、いざという時には保険金がおりるのだから、毎月かなりの額の保険料を給与から天引きで支払っている保険組合にも、そういう仕組みがあって当たり前だったのですが…
とにかく、私はそんな事は考えてみた事もなかったのです。
さて、冒頭の
「傷病手当金」ですが、読んで字のごとく病気や怪我で働けない時に支給されるお金です。
私は時給の派遣社員なので、正社員の人と違い休んだ分は基本的にお給料がもらえません。
そこで、傷病手当金の登場です。
(1)病気や怪我で働けなくなり、
(2)4日以上仕事を休んだ場合で、
(3)その間給料が貰えなくなる人は
(4)保険組合が、会社の代わりに
(5)給料の約6割を払ってくれるのです。
なんじゃ、それは!
すごい仕組みだ!
と、驚きつつ書類を記入します。
コリコリ。儲かっちゃったな。
ありがたや、ありがたや。
また、
「健康保険限度額」というのも初耳でしたが、これは
(1)高額な療養費がかかる場合に、
(2)事前に保険組合の証明書を用意しておき、
(3)病院の支払窓口で提示すると
(4)一定額以上の医療費については
(5)保険組合が代わりに払ってくれるため、請求されない
というシステムでした。
またまた、なんじゃ、それは!
これもすごい仕組みだ!
病院の窓口で支払う前に証明書を用意してもらわないといけないので、記入の上至急返送です。
サラサラ。ポストに投函!
以前は、とりあえず病院の窓口で自分で三割負担して支払い、事後申請で保険組合に請求する仕組みだったようですが、一年ほど前から現在のスタイルに変わったようです。
ただし、これは高額療養費である事が条件なので、たとえ入院しても限度額内で納まった場合は、三割の自己負担のみで終了という可能性もあります。
ちなみに保険組合のホームページに載っていた高額医療費の自己負担限度額計算式を見てみたところ、私の場合は窓口の三割負担額で8万円程度でした。
入院や手術をしてお金がすごくかかっても、この限度額を超えた分は保険組合がすべて負担してくれるのです。
ただし、高額療養費が支給される期間は最長でも一年半位までと決まっているので、長引く病気だと心配なところもありますが…それでも、手術などしたら何十万円から数百万円の大金がかかると言われていますから、大変心強い味方になります。
世の中には本当にいろんな仕組みがあるのですね。
病気になったからと言って、会社をすぐに辞める必要はないんだな、と思いました。今まで掛金を支払ってきた保険組合の保険金システムを有効活用して、仕事に復帰できる道はちゃんと用意されていたのです。
あきらめて会社をやめてしまう前に、あなたの参考になれば幸いです。
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