テルモちゃん穿刺器レビュー | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。

血糖値測定機器「テルモ」、メディセーフフィットの情報を知りたい方は結構多いみたいです。そんなテルモが気になるあなたに、今日はテルモ本体では無く、テルモの穿刺器の情報をお届けします!

糖尿患者さんが新しい病院に移った場合、これまでと変わる可能性の高いもの、それは血糖値の測定機器です。

測定機器は結構高額で、おおよそ2~3万円位が相場のようです。が、インスリン注射をしている場合、名目上は病院から貸与という事になり、お金はかかりません。(昔、借用書まで書かされた事がありましたが、結局返せ!と言われませんでした…)
余談ですが、機器の処方時はスターターキットと称して60回分以上のチップ類を強制的にまとめて処方し、医療費に加算される場合があります。なんかいつもよりお会計が高いなと思ったら、明細を確認してみましょう。まあ、どうせチップ類は使うし、機器についてお金を取られてるわけではないので、幾らだろうが同じことなのですが…


さて、本題です。
新しい病院へ通いはじめたら、これまで使っていた穿刺器の針は、この病院では処方できないと言われました。理由は分かりませんが、病院の規模などによって医療の世界には様々な取り決めがあるようです。

そこで、新しい病院でも処方してもらえる穿刺器専用針「メディセーフ針」に合わせて、穿刺器本体も「メディセーフファインタッチ」に交換することになりました。


ふーん。


それにしても、
名前が似すぎじゃないですか?

メディセーフファインタッチ・プロ、
メディセーフファインタッチ、

…わかんないよう!なにが違うんだよう。というわけで、比較写真です。

上段がプロ、下段がプロじゃない方です。

photo:01



名前はツインズのようですが、見た目はツインズではありません。どちらも、針の刺さる深さを五段階に調節できます。1番浅いのが♡のマークのところ、以降1~4まであります。

プロの方が新しい機種になります。
とてもスリムなデザインです
専用の白とオレンジの針をセットして使います。オレンジの部分はキャップで、本体にセットしたら外します。

メディセーフファインタッチ・プロは、一度使った針は再利用ができない仕組みです。つまり、一回目で失敗して血が取れなかったら、新しい針に交換する必要がある、と。やり直しはできません。私は一回で血が十分出ないことが時々あり、結構ムダにしてしまいました。
使いやすいスリムな形は良いのですが、発射ボタンの位置も押しやすすぎる場所についている上に、軽い力で発射してしまうため、意外と謝って発射ボタンを押してしまうことが多く、そのことでもまたムダになりました。

針を本体から外す時は穿刺器の上端についているグレーのボタンを押すと、スポッと抜けます。その際に飛び出た針は自動的に奥に引っ込むので、後で誤って触って刺さるということもありません。安全で衛生的です。

また、これまで使ってきた他の穿刺器に比べると、針を発射した時のパチン!という衝撃が少なく、かなり痛みが少ないのがメリットです。デメリットは、安全と引き換えに失敗できなくなり、経済的ではなくなったことでしょうか。あんまり失敗すると、測定チップは余ってるのに穿刺器の針だけが無くなり、血糖値が測れなくなります。

次に、下の段のプロでないほう。
こちらは、これまでにもあった各種穿刺器とそれほど大差ないといったイメージです。

専用の水色とオレンジの針をセットして使います。プロと同じく、針にはオレンジ色のキャップがついています。

こちらは、失敗しても打ち直しができます。右の端の方にある水色のレバーを上へカチリと音がするまで引くと、再度針を発射することが可能です。

一度使った針は、刺さった瞬間にすぐ中へ引っ込みますので、直ぐに引き抜いて廃棄箱へいれてしまえば安全です。
が、一度本体から外した針を再度セットすると、ほんの一ミリ程ですが先端から針が出てきます。感染ゴミということを意識して、一度使ったらすぐ廃棄することが基本ですね。思わぬ針刺し事故の元になります。

一番浅く刺さる♡のマークのところで打ってみましたが、プロに比べると思い切りデコピンされた位の強さです。結構痛い。
こちらは針の廃棄ボタンはありません。先端から、自分で引き抜きます。


いかがでしたか?
今回、私はプロからプロでない方へ変更したので、これまで使っていたプロの専用ケースにしまえるか心配でしたが、やってみたらなんとか納まっています。

photo:02



以上、ご参考まで。



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