ヤンキー先生なんか、きらい。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。


今日の東京は、どんより曇って夜はじっとりとして雨になりました。昨夜はなんだか蒸し暑かったし、いよいよ梅雨の季節が近づいてきているようですね。
湿気を含んでモサモサになっている自分の髪を鏡で眺めながら、そう思いました。

さて、そんな事を考えて歩いていたら、

「ヤンキー先生、来る!」

という、政治家の講演会関連の捨て看板が駅前に立っていました。


ヤンキー先生。それは、あれですよね。元ヤンキーで暴走族になったりしたことがあるけど、 一念発起して先生になり、熱血指導しているという、華麗なる転身をとげたあの人たちのことですね。

しかし残念ながら、ipocoはヤンキー先生とは無縁です。それはipocoの病歴と少なからず関係しています。

中学生一年生、12歳でIDDMになったipocoの青春は、血糖コントロールのために食べたいものを我慢し、時間を忘れて遊びまわることを我慢するという自制の連続でした。そのせいか、まわりの子供達と比べて少し分別くさいところがあったと思います。しかし、私にはそれを可愛くなかった、子供らしくなかったとは思えないのです。

なぜならば、自分の行いが全て血糖値やコントロールにはね返ってくるという現実を突きつけられ、それが続けばいずれは合併症になるという恐怖を目の当たりにしていたからです。そういう意味では、私の子供時代はIDDMの到来とともに唐突に終わりを告げたのでした。


現実には子供はヤンキー以外にも沢山いますが、先生も普通の人間ですから、非行に走った子とか、手がかかった子は記憶に残るようです。ipocoのように、なんの問題も起こさない、目立たない影の薄い生徒は忘れられて行く大勢の子供達のひとりなのです。

ヤンキーの子供達は複雑な家庭事情などにより、他人に言いにくい孤独をかかえていることが多いと言います。

しかし、それを言うならIDDMの子供はどうなる。同じように、人に言いにくい悩みを抱え、体調管理の責任は本人の判断と行動にかかっている。言い訳がきかない現実がある。
ヤンキーファッションは自由だから好きなだけやって良いと思うが、喫煙や破壊行動、暴力行為をしてはいけない。そんなつまらない事をしなくても、自己主張はいくらでもできる。運が良ければヤンキー先生がいて、親にかわって足りない愛情を注いでくれるかもしれない。



あれ、なんかちがうな。
これは、
ヤンキー先生なんか、きらい。
じゃない。

ヤンキーなんか、きらい。
になってしまいました。

いや、きらいではないけど、好きでもないな。
でも、政治家と関係しているヤンキー先生は、なんとなく嫌だな。

ブツブツ。


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