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コペンハーゲンのまいにち

Min hverdag i København

いったぜメタリカ!

もう最高!!!

 

うちの近所に2月に完成した

マルチアリーナ。

Royal Arena

そのこけら落とし公演をやったのが

メタリカ。

 

普段ヘビメタ聞かないけど、

近所のアリーナのこけら落とし、

行きたい!!!

ってことで筋金入りのヘビメタ好きな

友人を誘って一緒に行くお約束。

 

チケットは発売と同時に

ものすごい勢いで売れ、

購入サイトにアクセスしようと頑張るも

とてもアクセスできず。

VIPチケット購入サイトにはアクセスできたので

も~これっきゃなーい!!と購入。

 

それなのにさぁぁ、

数日間開催されたコンサートのうち

私がチケット買ってた日のだけ

ボーカルのジェームスが病気で

公演が9月に延期になっちゃったのですよ…えーん

 

というわけで昨日が

待ちに待った振替公演でした。

 

当日午後、友人と待ち合わせ場所に

行くために最寄り駅に行くと

そこにはもうメタリカTシャツを着た

ごついちょい悪オッサン集団が

そこここに立っとるわけですよ。

 

うわー、いよいよなんだ~と

2月以来待ちすぎて

ちょっと曖昧になってたテンションが

一気に上がりまくり。

 

友人と流行のKødbyenで

バーベキューとワインで腹ごしらえ。

既にほのかに酔っぱらいながら

うちにいったん戻り

この日のために日本のゴスロリ通販で

購入した服ラブラブにお着換えをして

いざロイヤル・アリーナへ(徒歩)

 

会場前はやっぱり男づくめ。

おなご二人連れは珍しい。

 

 

VIP用の入り口から入って

VIP限定マーチャンダイズを受け取る。

中身はポスター、Tシャツ。スピーカー。

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TシャツのサイズはXL。

サイズはこれだけだそうで。

・・・パジャマにでもするか?

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メタリカのロゴ入りワイヤレススピーカー。

 

 

前座バンド、長めの休憩の後

(ほら、施設としてもビールとか

買ってもらわないかんしねぇ)

 

待ちきれない観客

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メタリカ登場!!!

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隣のアメリカ人のお兄ちゃんは

コアなファンらしく、一緒に歌い

ヘッドバンキング。

目が合ってニコリ。

周りがノリノリなので
ワタクシめも心置きなく
ダンス、ダンス、ダンス。

 

 

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ドローンのホタルも舞う

 

 

ちょっろっとデンマークの

レビュー記事読んでみた。

昨日のパフォーマンスの評価は

総じてそれほど高くないようだが・・・

そんなこと知るか~!

元々の2月の公演よりは

曲も入れ替わって数も多かったみたいで。

アンコール入れて18曲。

初メタリカ、堪能させてもらいました。

踊った踊った。

アンコールの〆はEnter Sandman

 

あああぁぁぁぁあ

最高!!!!!

 

メンバーは全部終わって

明るくなった後も

ピックを観客にバラまいたり

ドラムスティックを渡したりの

サービス。

バンドメンバーの中の

デンマーク人ドラマー

Larsからデンマーク語と英語で

2月は迷惑をかけた。

遠くから来てくれた人もいたのに。

という声かけもあり。

登場9時半から0時半くらいだったかな、

3時間の至福の時ドキドキ

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途中ハンバーガーで

エネルギー補給して家に帰り、

VIP限定ワイヤレススピーカーを

さっそく携帯やらPCにつなげて、

メタリカを流して友人と語り合い

気が付けば3時になってましたとさ。

 

 

 

Copenhagen Pride Weekが

8月15日(火)から20日(日)の6日間

行われた。

デンマークは世界で初めて

同性カップルの登録パートナーシップ法を

定めた国。

プライド・ウィークは大きなお祭り。


期間中は、コペンハーゲン市庁舎前の広場が

「プライド・スクエア」と呼ばれ、
大きなステージ、各種団体のテント、

飲食店のテントが並ぶイベント中心地になり、

各地で各種イベントが行われる。

 

そもそも去年、週末に友人と街に出て食事し、

さてジャズクラブ行こうかとしているときに

プライド・スクエアと化して

大賑わいの市庁舎前を偶然通りかかり

なんじゃこりゃと、コンサート見物したのが

私とプライド・ウィークの出会い。

それまではイベントがあってることは

なんとなく知っていたものの

見たことがなくって。

 

去年のステージではデンマークで有名な

優しくていつも陽気な

ゲイのおじさまの司会で、

いろんなアーティストが

入れ替わりパフォーマンスを披露。

観客たちは、飲んだり吸ったり踊ったり

連れとキスしたりして

とっても自由で楽しい空気があって。

 

私たちも陽気な観客に交じって

イベントを楽しみつつジワジワと

移動しつつしているうちに

一番前の柵までたどり着いて、

結局夜中過ぎまで踊ってしまった・・音譜

 

めっちゃ楽しかったので

今年は事前にイベントをチェックしようと

オフィシャル・サイトへいったのが、

もうプライド・ウィークが始まりそうな

頃だったのだけど

ボランティアを募集してるって記事を発見。

このご機嫌なイベント、

お手伝いできることあるなら

協力したいと思い。

もう遅すぎかもしれないけども

とりあえずメールしてみた。

そしたら返信が来て、少しのやりとりの後、

じゃ金曜18時ごろに市庁舎に来て、と。

 

アバウトな感じでだったので

ホントに手伝えることあるのかしらと

半信半疑のまま、当日市庁舎へ向かう。

市庁舎広場はイベントを楽しむ人で

ごったがえしている。

いったいどこにいけばいいねーんと、

とにかく関係者っぽい人に声をかけると

うまいことそこがボランティア基地だった。

 

あれよあれよとインフォメーション係に

就任することに。

勤務?時間は23時半までとのこと。

Tシャツとボランティア章を渡されて

その場で着替える。

 

インフォメーションのテントに行けば

経験者の子がいるから

仕事はその子に教えてもらってね、

とにかくハッピーに対応してくれることが

一番と言われて任地へと向かう。

 

テントに行くと、確かに係の女の子が

一人いた。

机には、プライド・ウィークのプログラムや

いろんな団体のパンフレットが並んでいる。

インフォメーション係の仕事は、

訪問者の質問に答えることと、

さらに募金を募るためのリストバンドと

Tシャツの販売もするということだそうだ。

 

先輩ボランティアの女の子に

仕事の話を聞く間も

お客さんはどんどんやって来る

それを観察しつつ合間に質問を入れ

少しずつ仕事を把握

 

とある団体ブースの場所を聞かれても

そんなもの知りゃしないわけで

先輩に泣き(?)ついて

教えてもらったり

市庁舎以外のイベントを

プログラムの冊子を見て急遽学習したり。

 

遠い昔の学生時代、

福岡天神のマクドナルドのバイトで

培ったスマイル0円、笑顔の接客テク。

なんも知らんけど、ご機嫌対応だけは

お手の物よっ!

 

一番対応数が多かったのは

レインボー柄のリストバンドの販売。

50クローネ。

日本円にすると870円。(結構高いな!)

 

モバイル・ペイ(スマホでの支払い)、

デビット・クレジットカード、

または現金購入ができる。

 

とりあえずモバイル・ペイやってみようと

自分でリストバンド1つ購入。

レインボーカラーの相棒が私の手首に。

よっしゃ。

 

クレジットカードの機械操作も

次々訪れるお客さんの途切れ目に

いそいそと習い。

生れてはじめて操作いたしましたよ。

結構かんたん、かんたん。

 

買ってもらったリストバンドは

その場で購入者の腕に通して

サイズ調整の金具を調節してあげる。

ハイどうぞ!お互いにスマイル。

 

ブースを訪れるたくさんの

ご機嫌で素敵な人たち。

なんかテレビで見たことあるタレントさん。

 

フラフラになって

お友達に両脇を支えられながら入ってきて

ブース内の椅子に座らせられた男の子。

救護係がやってきて

いかにもプロフェッショナルな

落ち着いた救護者さんと話しているのを

傍で聞いてると何も食べてなかったとか。

どうやら低血糖になってたようで

1リットルのコーラボトルをかかえて

飲んでたら、だいぶん表情が

しっかりしてきた。

救護班は去り、彼もお友達と歩いて

テントを出て行った。

やれやれ。

 

下の写真はブースから見た景色。

人だらけ!

奥に見えるのが市庁舎の建物。

 

20時になるとステージで

Drag Nightというこの日のメインのショーが

はじまる。

今年のテーマは80年代らしい。

インフォメーション・ブースと

ステージの間には、テントが一列並んでいて

音は聞こえど姿は見えない。

 

ステージがはじまったとたん

インフォメーションを訪れる人が

パタリとほとんどいなくなる。

 

相棒の女の子はテント前に

椅子を置いて立ち

ステージとの間に並ぶテント越しに

ステージを見ようとがんばってる

 

お客さんも来なくなったので、

相棒に声をかけ

私は人込みをかき分けて

ボランティア基地に行って

サンドイッチ、チョコケーキと

ビールをゲット。

また人込みをなんとかインフォまで持ち帰り

腹ごしらえ。

相棒の女の子は食べ物よりステージが

気になるようでずっと

イスの上に立っている(笑)

私は一人薄暗いインフォ・ブースの中で

ビールも飲んでなかなかいい感じチョキ

ステージの音楽に合わせて

体をゆらしながら、のんびり店番


何時間ここにいるの?おつかれさま!

と優し気なイケメンの男の子が来て

ハグしていい?ぎゅーっとハグしてくれた

なんか嬉しい。

 

あたりが暗くなって、

ショーもたけなわになってくると

前のテントとの間でも

思い思いに踊る人たちが増えてきた。
 

日が暮れて益々盛り上がるプライド・スクエア

 

落とし物のリュックが届けられた。

届けに来たカップルが

中身を調べて、持ち主の名前を見つけて

既にフェイスブックで本人に

メッセを送ったとのこと。

リュックにはカードやら鍵やら

いろいろ入ってるらしい。

 

こういう場合は正式には

いったいどうすりゃいいのか分からんが

相棒もいないので

持ち主の名前をとりあえず紙に

書いてもらって、

リュックを預かる。

試しに私もフェイスブックで調べてみると

その持ち主の若い男性のプロフィールが

見つかった。

取りに来るといいなー。

 

どこかに手が洗えるとこないかしら?

手がベタベタで気持ち悪くて~

という男の子がブースに飛び込んでくる。

あいにく洗面台がどこにあるのかは

知らないけれど

持ってたウェットティッシュ

(日本から持ち帰ったやつよ!)を

一枚あげる。

 

男の子が大感謝で手をふきふき

「ここからじゃあなたステージが

見えなくて残念ね~」って言ってくれる。

「でもここで踊ってるみんなが

見えるからとってもいいわよー。」

なんて返事。
ショーのメインは

Katya Zamolodchikovaという

アメリカのドラッグ・クイーンらしい。

彼女のショーで大いに盛り上がって

この日のステージは終了。

 

ショーが終わってしばらくは、

またブースを訪ねる人たちが増えてきた。

 

落とし物のリュックの持ち主(男の子)の

友人と称する女の子2人がブースへ。

落とし主本人は酔っぱらって

リュック全部忘れて帰宅してから

やっと気が付いたということみたい(笑)。

 

念のため落とし主の名前を聞いて、

さっきメモしたものと合ってるか確認。

怪しい感じは全くしないので

そのご友人たちにリュックをお引渡し。

彼女たちは早速リュックを開けて

中身を確認している。

たっくさんカードが入ったカードホルダー

やら鍵やらなにやら出てくる、出てくる。

よかったねー、見つかって!

 

そんなこんなしているうちに、

夜中12時近くになり

ボランティアのまとめ役的な人が

テントにやってきて、

もう仕事終わりなのにやっと初対面の握手。

今日はありがとう、もうテントを閉めて

現金と機器類をボランティア基地に

戻したら上がってねと。

 

私よりも小さな相棒とおなご2人で

四苦八苦してテント前面に

カーテンを取り付け、

ボランティア基地にブツを戻して

ボランティア終了!

 

いろいろあった6時間だったなー。

お店屋さんごっこみたいだったし

いろんな人と話せたなー、と

いい気分で帰路へつきましたとさ。

 

******

 

この翌日の土曜日には、

お友達とプライド・パレードを見物して

またプライド・スクエアに舞い戻り

ショーを楽しみました。

そのこともまた書きたいと思いますドキドキ