不登校でも受験は勝てる!?その③~不登校、オール1だった生徒の受験生活~
みなさん、こんにちは![]()
IDC個別指導学院の伊藤です![]()
さて、今日はK君とのお話その③をお送りいたします![]()
ありがたいことに、「あの子、その後どうなったんですか?」というお声もあり、おさぼりはいけない!と何度目かわからない再奮起を決意した所存であります(笑)
受験勉強スタート!が、しかし
当時は不登校。学校へ行くことができず、通知表はほとんどが「1」。
もちろん、勉強以前にまず学校生活を取り戻すこと。
そこからのスタートでした。
新学年になり、少しずつ学校へ通えるように。
受験では内申点も大切です。出席も評価に関わります。
だからこそ、学校へ行くという一歩は、その子にとって本当に大きな成長でした。
そして学校が終わると、そのまま塾へ来るようになりました。
授業がある日だけではありません。
授業が入っていない日も、自分から教室へ来て勉強していました。
「こんにちは!」
そう言って教室に入り、自分の席に向かう姿がいつしか当たり前になっていました。
もちろん、毎日完璧だったわけではありません。
どうしても学校を休んでしまう日もありました。
でも、そんな日でもその子は昼になると塾へ来ました。
私がお昼には教室にいることを知っていたからです。
誰かに言われたわけではありません。
自分で「今日は勉強しよう」と決めて、机に向かっていました。
私は、その姿を見て何度も思いました。
「この子は、ただ成績を上げようとしているのではない。自分自身を変えようとしているんだ」と。
最初の定期テストでは、400点以上を獲得しました。
不登校で、通知表オール1だった生徒がです。本当に大きな一歩でした。
ただ、K君の目標は近隣で一番レベルの高い高校へ進学すること。
そこへ行くためには、450点以上が必要でした。
そして模試の判定はD判定からのスタート。
K君「おれ、人生で一番めちゃくちゃ頑張ってるのに、、、」
受験は順風満帆とはいかないもの、を痛感した瞬間でした。
大変なのは本人だけではない
お母様はともに生活をしながら、お父様は遠く離れた場所から、K君を支えていました。
そのため、何度もオンラインで面談を行いました。
勉強の計画だけではありません。
受験への不安。
家庭での悩み。
時には、お母様と本人がぶつかってしまうこともありました。
そんな時は、本人には「今できることに集中しよう」と声をかけ、お母様のやりきれない気持ちにも寄り添いました。
受験というものは、本人だけの戦いではありません。
支えるご家族も、本当に大きな負担を抱えています。
だからこそ、私は生徒だけでなく、ご家族とも一緒に受験を乗り越えていきたいと思っています。
K君の努力と素直さ
K君は、本当によく勉強しました。
鉛筆の粉で、手のひらの横が黒くなるほど、毎日、毎日、文字を書き続けました。
※当時のK君の手です。お母様に頑張っている証拠として送っていました(笑)
それほどまでに、一日一日を大切にしていました。
もちろん、努力できることは大きな才能です。
でも、私が一番すごいと思ったのは、K君の「素直さ」でした。
アドバイスをすると、まずやってみる。
間違えたら素直に直す。
分からないことは質問する。
この素直さが、K君を大きく成長させたのだと思います。
そして迎える入試、合格発表
最後の模試では、一番レベルの高い高校は不合格判定でした。
本人、ご家族と何度も話し合いました。
そして、最終的には2番目の志望校へ変更することになりました。
それでも、その高校の偏差値は70。
決して簡単に合格できる学校ではありません。
そして迎えた合格発表。
結果は……
見事、合格。
不登校だった。
通知表はオール1だった。
D判定からのスタートだった。
そんな過去からは想像できないほど、大きな成長を見せてくれました。
受験が終わったあと、お母様と本人から一枚のはがきをいただきました。
そこには、感謝の言葉が書かれていました。
そのはがきは、今でも教室の面談机の横に飾っています。
落ち込んだ時や、迷った時、そのはがきを見ると、前向きになれます。
「この仕事をしていて本当に良かった。」
そう思わせてくれる、大切な宝物です。
K君が教えてくれたこと
最後に、K君が私に教えてくれたことがあります。
それは、
「子どもの可能性を、大人が決めつけてはいけない。」
ということです。
不登校だった。通知表はオール1だった。
模試はD判定からのスタートだった。
それだけを見れば、「難しいかもしれない」と思う人もいたかもしれません。
でも、K君は違いました。
学校へ通う努力を続け、毎日塾へ来て、鉛筆の粉で手のひらが真っ黒になるまで勉強し続けました。
そして最後には、偏差値70の高校への合格を勝ち取りました。
もちろん、ここまで来られたのは本人の努力があってこそです。
そして、お父様、お母様が最後まで信じて支え続けたからこその結果でもあります。
私はそのすぐそばで伴走させていただいただけですが、そう簡単にはできない経験をさせていただきました。
これからも私は、目の前の成績や偏差値だけで子どもたちを見ることはありません![]()
今できるかどうかではなく、これからどう成長できるか







