英語教育の在り方
みなさん、こんにちは!IDC個別指導学院の伊藤です!
先日、今年の全国学力テストの結果が公表されました。
平均正答率が小学生では国語が67.4%、算数が62.7%
中学生では英語の「聞く・読む・書く」が46.1%、国語が70.1%、数学が51.4%となりました。
で、問題視されているのが英語のスピーキングです。
平均正答率が12.4%と非常に低く、英語の話す力に課題があることが分かります。
また、リスニングでも、5問中1問は平均正答率が4.2%という結果になったそうです。
そもそも日本の英語教育は、単語や文法をひたすら暗記する知識重視型でした。
しかしそれだけでは自分の意見を発信することができないことに気づき、現在様々な取り組みがなされている最中です。
ここで私は思うのです。
そもそも日本語能力でさえ成長段階である小・中学生が、英語で意見を述べられるほどの能力を付けることができるのか?
答えはNOです。
なぜなら、母国語の能力以上のチカラを身に着けることは長期海外移住でもしないと無理だと考えるからです。
例えば日本語で意見を述べる(討論する)能力がない生徒が、英語ではできる!なんてことがあるでしょうか?
夏期講習真っ只中で、普段より生徒を指導する、生徒と過ごす時間が増えました。その中で圧倒的に感じるのは語彙力・読解力の低下、つまり日本語力の低下です。
例えば公民の勉強をしていたとき
・税金で「まかなう」ってどういう意味ですか?
・「給付」ってどういう意味ですか?
・「年功序列」ってなんですか?
とにかく言葉を知りません。
これでは英語長文が訳せるようになっても、訳したあとの意味が理解できず、結果「長文読解ができない」ということになりかねません。
そもそも言葉を知らないということは、教科書でさえもきちんと読めていない可能性もあります・・・
(これらに関しては、新井紀子(著)の「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本をぜひ読んでいただきたいです。)
私が高校時代に通っていた塾の先生は、大学を主席で卒業され、その後も英語研究を続けられている、まさに英語マニアのスペシャリストでした。
その先生が口酸っぱく仰っていた
「英語ができるようになりたければ、まず国語力をつけなさい。」
あれから15年経ち、自らが指導する立場になった今、この言葉にひどく納得する日々を送っています。
・・・なんてたまには真面目なブログをあげてみました
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