皆さま 明けましておめでとうございます
照明担当のヤスユキでございます
今日からお仕事はじめの方も多いと思いますが
2018年皆さまは良いスタートを切れましたでしょうか
わたくしはお正月関係なく働いてました
さて今年の初ブログですが、今日ご紹介するのは
アール―ヌーボーの華 エミール・ガレです
皆さま一度は聞いたことありますよね
まずアールヌーボーとは
19世紀末から20世紀初めにかけて、
ヨーロッパで花咲いた装飾様式アール・ヌーボー
中でもナンシー派の一時代を築いたエミール・ガレは
ガラス・陶器・家具の工芸作家としてひときわ抜きんでた存在です
ガラス工房を開いたガレは、形状や図柄はもちろん、素材の研究や新色、新技法を開発し
それ以前の工芸の常識を覆す斬新な作品を生み出していきました
そして1878年から1900年のパリの万博では、次々に金賞
グランプリを獲得して、ガレの才能は広く世に認められるところとなりました
写真のシャンデリアのように
植物や昆虫をモチーフとした生命感溢れるガレ独特の作風は
ある批評家に『運命のいたずらでナンシーに生まれた日本人』と言わせたほど
日本人の自然観や美意識と通じています
例えばガレは蜻蛉を愛し、数多くの蜻蛉をモチーフにした作品を残しました
西洋人にとって蜻蛉は『ドラゴンフライ=悪い竜が飛ぶ』
蜻蛉は不吉な虫で、それまではデザインに使われることは殆んどなかったそうです
これに対し日本では蜻蛉を『あきづ』と呼び、自国を秋津島と万葉集以来
呼んできていたそうです、日本では蜻蛉は大変縁起のいい虫とされています
ガレの作品が時代を超えて多くの日本人を魅了し続けているのは
そのせいかもしれませんね
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したいのは
ガレの愛した蜻蛉柄の新作です
また器具本体のアームも従来の形状と変えて
アールヌーボーを意識した植物を意識した流線状のアームに変えております
ガレの工房はアールデコの台頭により1931年に亡くなっている為
このガレの照明はルーマニアの工房で製作されております
このルーマニアの工房ですが、ガレの工房でガラス製品を製作していた
イタリア人のモンテッシーという方がのちにルーマニアに移り住み
多くのガラス工芸職人を育て上げ、現在もガレの作風と技術が
確かに受け継がれています
是非このガレ独特の繊細で詩情豊かなガラス芸術を忠実に
再現した照明が沢山ございます
ガレのシャンデリアを見に来てください
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
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ご来館お待ちしております
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