舞浜のイクスピアリで、終戦のエンペラーを観てきました。
監督はピーター・ウェーバー。
主演のボナー・フェラーズ准将役にマシュー・フォックス。
スピード・レーサーや、今公開中のワールド・ウォーZ(これも観なくちゃ!)にも出ています。
ダグラス・マッカーサー元帥には、あの、MIBや、BOSSの宣伝で宇宙人役で有名なトミー・リー・ジョーンズ。
マッカーサーに皇室について調べられるよう命令を受けたフェラーズ准将が、ともに、如何に戦後の日本を再生させるかという目的で話が進んでいきます。
実際に、企画の奈良橋陽子さんの祖父は、宮内省職員として働いていた関屋貞三郎だそうです。
なので、日本側にもアメリカ側にも寄らないで、客観的な描き方をしています。
これはフィクションだそうですが、フェラーズ准将の恋人役の島田あやには、ラビリンス・君が教えてくれたこと・サトラレ・純情きらり・おひさま・医龍などにも出ている初音映莉子。
次は、ガッチャマン。
島田あやの叔父の大将役鹿島に西田敏行。
その他、伊武雅刀、夏八木勲、中村雅俊、火野正平、桃井かおりらがいい演技をしています。
そして、昭和天皇陛下役には、歌舞伎役者の片岡孝太郎。
さて、戦争なんてない方が良いのに決まっていますが……。
この映画を観て感じたこと。
マッカーサー元帥もフェラーズ准将も、こう考えてくれたことが今の日本に繋がりました。
「日本をどう再生させるか」
焦土と化した日本の姿も描かれていました。
それを観て思います。
最近、戦争で独裁者から解放されたアフガニスタンやイラクはどうなったでしょうか?
まだ、まったく再生していません。
むしろ悪化をしています。
革命政権の出来たエジプトとはどうなったでしょうか?
結局、人々の暮らしはさらに悪化をして、また、新たな火ぶたが切られてしまいました。
もし、うまくいかなければ、日本の東西分断統治なんて話しもあったと聴いています。
もしかすると、関西に行くのにパスポートが必要だったかも知れません。
もちろん、それは、後生の歴史家が考察することです。
どの選択が良かったなのかなんてことは、その選択の現場でわかるはずもありません。
ただ、新聞やテレビでも終戦特集として報道しています。
今は、戦後なのかそうでないのか?
一つだけ言えることは、私は戦争は知りません。
だから、日本で公開される限られた情報からしか、戦争を擬似的に感じることしかできません。
私が中学校の頃(やばい年がばれる(笑))、戦争を知らない子供たちなんて歌も流行りました。
私の母は、疎開先で本当に偵察機から機銃照射を受けて、畑に逃げ込んだそうです。
できれば、平和な世界が良いですね。
なので、戦後ではなく、新時代の幕開け。
そんな表現ではいけないのでしょうか?
何事も、ポジティブシンキングです。
過去ではなくて、未来を観ることは出来ないのでしょうか?
そろそろ、なになに人種とか、なになに国人ではなくて(まあ、もっと小さい世界に住んでいる人も多いんですが(困))、地球人になっても良いんじゃないですかね?
と、思う今日この頃です。