さあ、いきなり赤い壁が立ちはだかりました。
乗り越えると、そこはナイフエッジ。
向こう側はすっぱり切れ落ちています。
この、遠くの登山者の立っているくぼみです。
そこから右に下ると、鞍部に出ます。
鞍部の向かいには、もっと大きな赤い壁が。
登山者の大きさでわかります。
鎖を使って、ほぼ垂直なくらいな感じに登っていきます。
鎖。
また鎖。
縦に登り終えると、今度は水平の鎖です。
しばらく、水平の道が続きますが……。
少し下ります。
へっぴり腰で、家族連れがへばりついてるのが、牛首直前の最後のへつりです。
お子さんびびってましたが、まだ、先長いんですけど……(汗)。
だいぶ前に、このルートを逆コースで、唐松から五竜に行く時、鎖場の途中で霧に巻かれ、さらに、五竜山荘までカミナリと土砂降りの中で、這々の体で辿り着いたことがあります。
さあ、目の前には、最後の牛首があります。
これを乗り越えれば、唐松山荘です。
垂直に近い鎖をがんがん登ります。
上から見下ろすと、こんな感じです。
牛首の上から、今登ってきたところを見ると、高度感もばっちりです。
牛首のてっぺんを乗り越えて、今来た方角をを観ています。
そのあとは、狭い稜線に沿って水平の鎖場が連続をします。
もちろん、危ない場所に鎖が付いていますので、慎重に行動すれば問題ありません。
きちんと、足場もしっかりしています。
水平の登山道を過ぎて振り返ったところです。
最後の垂直な鎖を登り……。
乗越して、行くと、今乗り越えた岩峰があり、風の谷ナウシカにでもでてきそうなくらい素晴らしい草原の谷が広がっています。
まあ、多くの人は、下を見る余裕がないかと思いますが……(笑)。
もっとも、わたしは、平気で足下だけでなくて、周りの景色を見ながらるんるんと歩いています。
まあ、パラグライダーもやっていました(最近、行く暇がない……)ので、高いところは大好きです。
パラグライダーは、ハーネスで吊っているだけで、足はぶらぶらですから、足が岩に着いているだけ十分です。
もっとも、良い斜面を観ると、飛びたくなってしまうのが玉に瑕。
今日は、パラグライダー持ってきていませんからね!!
さあ、視線を前方に戻します。
ようやく、目的地、唐松山荘が見えてきました。