これが、なかなか難しい。

 歯医者さんの臭い。
 これは、仮封用のユージノールセメントの臭い。
 でも、最近は、あまり使わなくなった。

 お医者さんと言えば、クレゾールのにおいだったが、これも、あまり感じなくなった。

 さて、困るのは……
・香水
・口臭
・体臭
などなどなど。

 まず、香水。
 これも、誰もが好きとは限らない。
 だから、においはプラスすればいいとは限らない。
 むしろ、マイナス。
 減臭、無臭のほうがいい。
 消臭力の宣伝の、人魚編が好きだ!

 口臭。
 この多くは、歯周病。
 朝起きて、誰でも生理的な口臭はある。
 これは、寝ているときに唾液が減るから。
 でも、にんにく臭は?
 わたしも医療職。
 特に、歯科治療では、患者さんの顔の近くまでかがむ。
 だから、ニンニクたっぷりの餃子もペペロンチーノも焼き肉も、なるべく、次の日に診療があるときには食べない。
 焼き肉なんて、翌日の髪の毛や洋服まで臭い!

 でも、ときどき、ものすごい口臭の患者さんも(笑)。
 お願いだから、ニラレバ炒めや駅の立ち食いそばは食べてこないでね。
 まあ、さすがに虫歯に正露丸を詰めてくる人は減ったのでよかった。

 臭いと言えば、新幹線のおばまさがた。
 ミカンにおせんべいに、お弁当の揚げ物の臭いに……。
 寝かせてね。
 でも、先日乗った夜行バス。
 こんなアナウンスがあった。
「他のお客様の迷惑になりませんように
 ・音の出る音楽機器
 ・光の出る携帯やゲーム機
 ・臭いの出る食べ物
 には、お気をつけください」
 バスの世界も進化している。 

 そして、体臭。
 日本人はあまり感じないのだが……。
 欧米で香水が発達したのは、そのため。
 マリーアントワネットの時代には、トイレがない。
 なので、あのふりふりのスカートの中でお香を焚いていた。
 平安時代にお香が発達したのも、30度以上になる内陸性気候の京都だから。
 蒸し暑いなかの十二単なんて死にそうだ!
 前にも書いたが、エジプトからの留学生さんは、頭から香油をかぶっていた。

 さて、何でこんなことを書くのか……。
 同僚で、とてつもなく、とんでもないにおいの方がいる。
 これは、匂いではなくて、臭いのほう。
 匂いはかぐわしい良い香りなのだが、臭いは悪臭。

 できれば、患者さんにはなりたくない……。

 さて、前に、学生が夏場上履きのナースシューズが蒸れるというので、足用の消臭スプレーを買ってきた。
 と、生ゴミと同じレベルで書いてあった(汗)。

 ということで、皆さんも気をつけましょうね。