シンポジウムの最後の質問者として(よく、しーんとした会場でやってしまうのですが……(困))、1000人近くも集まった、それも、一流大学の学長・学部長クラスの集まったなかで、そんなことを聴いてみました。
 って、私が質問者です(汗)。
 もちろん、笑いも取りつつ……。
 あとで、原稿起こして、冊子になるそうで、まさに汗ですが……(って、ぜんぜん困っていません)。

 さて、司会者の配慮もあって、この私の質問の答えが、〆と言うことになりました。
 だって、タイトルが「学生のまなざし」で、どうも、他の会場からの質問が、見当外れのちぐはぐはぐな方向に行ってしまいましたので、ついつい、B型の血が騒ぎました(汗)。

 それに、学生さん達は、真摯に応えてくれました。

 何も言う必要はありません。
 その通り!


「どうすればいい先生になれるのかというご質問ですが、私からは、具体的には申し上げることは出来ません。
 でも、ひとつだけ教員に方々にお願いしたいことは、大学には、いろいろな学部に所属している学生が沢山居ると思います。
 その学生一人一人の意見を根気よく、集めて欲しいと持っています。
 いろんな意見があり、それを評価しないで、信頼できる意見なのかという疑問も当然お持ちのことだと思いますが、率直な学生の意見ということで受け止めていただければ、なにかしらの共通理解が出来るのではないかと私は感じています。」

「まず、学生と関わりを持って貰うと言うことですが、学生は結構教員のことを知らずに授業を受けているので、どんな教員なのかというのを知ると、その授業にも興味を持つようになったりだとか、そういうところかは話も出来るような関係になれ、学生の意見というのが教員に届くようになるのだと思います。
 僕自身も大切にしていることですけど、謙虚さを持つと言うことです。」

「私が提案することはインタラクティブな学びのスタイルです。
 これは、先ほどの質問でもあったことなんですけど、どうしたら学生と教員の間を埋められるかと言うことは凄く重要なことであって、その中でインタラクティブな学びのスタイルがあったら、そのギャップも少し埋められるし、もっと、お互いが楽しいんじゃないかなと思うんです。
 ていうのが、レクチャー、授業をしている時のことを考えると、教えている先生もちょっとつまんなそうに、ちょっと知識あげているだけで、学生の人もちょっとつまんなそう、ああ眠いとか、なんか先生ようわからん板書したりだとか、そんな感じなので、せっかく学びという場があるので、もっと、インタラクティブにしたらいいと思うんです。
 ていうのが、わたしあの、フランスの子から聴いたんですけど、最初にレクチャーをするんですけど、そのあと、そのままそのクラスでディスカッションをするクラスに持って行くんですね。
 それで、このトピックについて話し合いましょうと言うことで、与えられた知識を使うと言うことをすることで、先生も学生はこんな事を考えるんだって楽しめも出来ますし、学生も何かこう知識を使うって事で、もっと効率的な学びのスタイルが出来るんじゃないかと思うんです。
 ほんとに、どの大学でも出来るというか、うちの大学は出来ないかもと思ってらっしゃるかもしれませんが、やはり、トライしてみることが重要ですので、あの是非、先生、ちょっとやってみてくれませんかと言うことをお願いしたいと思います。」

「私もグループセッション1と3の方と同じで、どちらも生徒の方の話をよく聴いて欲しいと言うことなんですけど、同じ意見で、大学の先生は教えることはプロフェッショナルで、話すことも凄く長引くことが多いんですが、ちょっとだけ口をつぐんで学生の話を聴いていただけたら、本音がちょっと出てくるんじゃないかと思います。」

 勉強になりました!