山田隆文の歯医者さん日記

 ようやく、登楼されました。
 いつ見てもいい山ですね。
 もう、登ったのは20年も前。
 その時でも、ご来光を観ようと、5合目から山頂まで人の列でした。
 というか、登りすぎ?
 どうみても軽装で登ったり、とても3000メートルを超える山とは思えないような光景が観られます。
 だって、一応、北アルプスよりも高いんですね!
 まあ、一本道なので、迷いはしません。
 でも、酸素は2/3です。
 私でも、9合目を超えると頭が痛くなりました。

 さて、富士山。
 最も古い記録は『常陸国風土記』における「福慈岳」だそうだ。
 書き方も、不二山もしくは不尽山というものもある。
 『竹取物語』における伝説は有名だ。
 竹から見つかったお姫様。
 大きくなると、超美人に!
 と、沢山の求婚者が現れた。
 なので、みんなに無理難題を課す。
 まるで、今の女性と同じ(笑)。
 つまり、私の愛を得るには、プレゼントを持って来てね!
「わたし、こんなのが欲しいの!」
 石作皇子には「仏の御石の鉢」。
 ブッダの使った食器ですね。
 もちろん、仏ものですので、神々しい光を放ちます。
 まあ、ブランドものの食器です。
 車持皇子には「蓬莱の玉の枝(根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝)」。
 蓬莱というのは、桃源郷です。
 秦の始皇帝の時代に、不老不死の薬を探しに徐福が船出をした島です。
 でも、彼は帰ってきませんでした。
 そこにある美しい木の枝です。
 まあ、ブランドのきんぴかのアクセサリーです。
 右大臣阿倍御主人には「火鼠の裘(かわごろも、焼いても燃えない布)」。
 こちらは、燃えない衣。
 ブランド服です。
 大納言大伴御行には「龍の首の珠」。
 こちらは、龍が持っている球ですね。
 でも、架空の生物。
 逆鱗に触れてしまいます。
 中納言石上麻呂には「燕の産んだ子安貝」。
 子安貝そのものは安産のお守りです。
 でも、燕が生んだ……。
 食べて、うんちになったって事ですね。
 まあ、出雲大社のお守りと言うことでしょうか。
 さて、無理難題も理由が。
 月に帰らなくてはならないのですね。
 って、赤ちゃんの時から地球にいたのに、どうしてそのことがわかったのかは、ご愛敬。
 テレパシーと言うことにしておけば良いんでしょうか?
 そして、ついに、月から迎えが来ます。
 育ててくれたご両親には、不老不死の薬が手渡されます。
 でも、両親は、かぐや姫が居ないのに長生きをしても仕方がないと、その薬を、一番高い山の上で焼きました。
 その山が、不死の薬だから富士の山。

 ここでは、大島に流された役行者も遊んでました。

 でも、その時代。
 まだ、富士山は、まだ、今のような形ではありません。
 江戸時代の噴火で、今の形になったんですね。

 でも、夢があります。
 そのうち、もう一度、富士山に登ってみましょう。