ある学生である。
 昼休みに、私の部屋に遊びにくる。
 お菓子を食べた。
 ジュースを飲む。
 でも、休み時間が終わる。
 なみなみと注がれたコップがそのまま残されている。

 どうしたらいいの?

 次の休み時間に飲むのだろうか?
 それとも、捨てていいの?

 別の学生である。
 新潟市はゴミの分別が厳しい。
 なので、部屋にも、燃えるゴミ用と不燃物用のゴミ箱がある。
 でも、ぐちゃぐちゃになる。
 時々、見るに見かねて、私が分別をする。
 でも、気づかない。

 なぜ?

 できれば、その子の部屋を見てみたい。
 きっと、のだめや、話題の春香クリスティーンさんのようなお部屋なのだろう。

 それが、成長し、歯科衛生士になる。
 ある、歯科衛生士である。
 患者さんに麻酔をした。
 ユニットを起こして、背中を起こす。
 患者さん、とうぜん、麻痺をしているので、水をこぼす。
 で、必死にハンカチを探す。
 それでも、その歯科衛生士さんは動かない。
 まあ、別に忙しい仕事があるのならばそれでもよい。
 ない。
 ただ、見ているだけである。
 ヲイヲイ。

 それが、歯科医師ではもっと問題である。
 手を洗わない歯科医師。
 グローブは自分の身を守るためにしている。
 「ウエルパス(アルコール系消毒剤)をつかってるから」と、そのドクターは豪語した。
 ヲイヲイ。
 ユニバーサルプリコーションや、スタンダードプリコーションを知っとるべ?
 ウエルパスの付いた手を口の中に突っ込まれた患者さんの気分を知ってるのかい?
 さらに上には、床に落ちたグローブを平気ではめて患者さんの治療したやからもいる。
 唖然である。

 さあ、どうしたら、うまくできるのだろう?
 もちろん、やる気の問題である。
 関心があるかの問題である。

 でも、気づかない。
 指摘をしても、言った私が悪者になる。
 自分から変わろうとは思わない。
 自分がかわいいのである。

 さてさて。