ICTプロジェクトなるものが発足した。
 が、実際のところ、頓挫をしている。

 目的は、紙媒体のプリントや実習書を、iPadなどで見られるようにすれば、
・学生がいつでも復習できる
・なくさない
・経費節減?
と考えた。

 ところが、問題点がある。
・ほんとうに、学生さんは見るの?
 教科書や参考書だって読まない学生さんに、さらに、紙媒体が無くなったら、ますます勉強を
 しなくなるのでは?
 本来は、アメリカの医療系の学校などでは、分厚い教科書を持ち歩くなら、iPad一個で済む。
 しかも、多くの教科書が無料配布されている。
 残念ながら、日本では、そんな環境がない。
 出版社の教科書などのデーター販売もあるが、もちろん、課金される。
 けっこう、高い。
 ならば、紙で買った方が安い。
・経費は?
 結局のところ、円安でipadの値段も高くなったことだし、コストパフォーマンスが合わなくなった

 さて、このネットの問題。
 最近、いろいろと騒がれている。

 五体不満足の乙武さんの発言。
「イタリアン入店拒否について」
 http://ototake.com/mail/307/

 日本国を代表とする総理大臣だってついつい……。
「首相、日朝首脳会談整えた田中均氏をFBで批判」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00001060-yom-pol

 官公庁のお役人も……。
「<復興庁>幹部ツイッター暴言」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130613-00000015-mai-soci

 岩手県の県議に至ったては……。
「岩手県の議員様が病院の診療費を踏み倒したうえにブログで「私が間違ってますか」と問いかける」
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20130608-00025546/

 をいをいである。
 みんな、日記とSNSを勘違いしている。
 日記に何を書いてもいい。
 でも、SNSは公共性がある。
 だれれも読めてしまう。
 しかも、一度発言したら増殖をする。
 だから、何を書くのか、慎重にしなければならない。

 なので、うちのホームページにも、
・コミュニティガイドライン
・プライバシーポリシー
を、きちんと載せている。

 さて、同僚もFacebookやTwitterやブログなどを書いている人が多い。
 ちょっと、誰かが読めばわかってしまう誹謗中傷もある。
 ご用心ご用心である。
 他人の個人情報を垂れ流してしまう人もいた。
 逆に、ネットで叩かれている同僚もいる。

 幸い、わたしは叩かれてしないようだが(ほっ)。

 でも、とある歯科衛生士学校が、iPadのアプリケーションとして学校案内を作っているのを見つけた。
 けっこう、すごい。
 インパクトもある。

 なので、何事も、諸刃の剣。
 刃物も、料理にも武器にもなるように、ICTも使い方次第。
 その人の、モラルによるものなのだと思う今日この頃である。