朝、研究室の冷蔵庫を開ける。
 ジュースを飲もうと思った。
 と、紙パックのジュースが、ほんの底の方に5ミリほど残っている。
 ……。
 である。
 新潟県残しと、私は呼んでいる。
 最後の一滴が飲めないのだ!
 なぜかは、わからない。
 なので、あえて、ほんのちょっと残しおく。
 学生さんはこういう。
「だって、誰か飲むと思って」
 って、5ミリしかないジュースは誰も飲みません!

 お菓子もそう。
 最後の一個が食べられない。

 面白いと言えば面白い。
 先ほどのフェーン現象の空気ではないが、どうも、関東地方と新潟では,谷川岳で大きく隔てられているようだ。

 ちなみに、群馬県。
 iPhoneのゲームの世界でも、世界制覇を狙っている「ぐんまのやぼう」だ。
 ここでは、そんなことはない。
 最後の一個は取り合いになる。

 お国柄はお面白い。