あなたは、太陽になればいいのですね。

 えっ、難しいって?

 では、簡単に解説をします。

 スキーをしますか?
 スノーボードはどうでしょうか?

 さあ、あなたは、初心者です。
 ちょっとした斜面も怖いです。
 そんな人に、北風よろしく、「さあ、すべれ!」なんて言っても、滑れません。
 そんな人を、突然、一番きつい斜面のてっぺんに連れて行ったら、どうなるでしょうか?
 怖じ気づいてしまいますね。
 それでは、まったく、前に進みません。

 もちろん、スパルタ方式もあるかもしれませんが……。
 前にも言ったように、それは、長続きがしません。
 モチベーションは、維持できないんです。

山田隆文の歯医者さん日記

 さあ、仮に、あなたがスキーやスノーボードを始めたとします。

 動機は何でしょうか?
 お友達に誘われた?
 彼がやっているから?
 無理矢理?
 学校のスクールだから?

 はじめは、うまくできません。
 ちょっと、怖いです。
 転んだら嫌だなと言う不安を感じます。
 うまい人に、怒りを感じます。
 嫉妬も感じます。
 でも、何度か練習をします。
 緩斜面なら、転ばないようになりました。
 あなたは、嬉しくなりました。
 喜びが、あなたの原動力に変わりました。
 練習が楽しくなります。
 転んでもへっちゃらです。

 と、あなたより、下手なお友達が居ます。
 派手にこけました。
 スキーも外れてしまいました。
 あなたは、同情心を感じました。
 スキーを拾って、友達を助け起こしてあげました。

 「あれ?」
 と、あなたは思います。

 はじめは、嫌だと思っていたのに、何かが変わりました。

 今度は、もう少し急な斜面に挑戦してみよう。
 恐れに、喜びが加わります。
 それは、勇気になりました。

 さあ、あと、もう一歩です。
山田隆文の歯医者さん日記

 練習しているあなたの脇を、ウェーデルンで、すいすいと滑っていく人がいます。
 あるいは、ハーフパイプでジャンプしているボーダーを見ました。

 すごい!
 「わたしも、あんなふうに滑れたらいいな」

 ここまで来たら、こっちのもんです。

 うまくなりたいという、情熱が生まれました。

 そうなったら、どうなると思いますか?
 自ら進んで練習をします。
 自ら進んで、変わろうと思います。

 面白いでしょう?

 だって、かっこいい俳優が出ているトレンディドラマ。
 わたしも、そうなりたいと思います。
 だって、かっこいい俳優が来ている服や、持っているバッグ。
 わたしも、欲しいと思います。
 そんなふうになりたいと、情熱が湧きます。

 さあ、答えがだんだんわかってきたでしょうか?

 あなたは、変えたいと思う人の目標であれば良いんです。

 「あの人、なんで、あんなに輝いているの?」
 「なんで、小さいことに、いらいらしないで、いつも、笑顔なの?」
 「かっこいい!」
 「すてき!」
 「わたしも、あんなふうになりたい」
 
 それを実践した人がいましたね。
山田隆文の歯医者さん日記

 お釈迦様です。
 イエス・キリストです。

 大日如来は、太陽です。

 私たちは、こんなふうに出来たよ。
 みんなもできます。
 さあ、一緒に行きましょう。

 彼らは、そう言っているんです。

 もちろん、あなたの選択ですけど……。
 そこが、大事なところ。

山田隆文の歯医者さん日記

 でも、大事なこと。

 あなたが、心から太陽のような存在であることが大事です。

 虎の威を借る狐さんではいけません。
 張りぼては、見抜かれます。
 はったりも、お見通しです。

 あなたは、ライオンさんです。

 どっしり構えてください。