普段は、ほとんどいない東京の部屋。
 なのに、なぜか、いろいろなものが溜まる。
 ダイレクトメール。
 雑誌。
 もう着ない洋服。
 などなどなど。
 いざ、掃除を始めてみると、溜まったゴミが止めどもなく出てくる。
 別に、某女性のアイドルの春◎ク×ス◇ィ△ヌさんのような、とんでもない部屋ではない。
 ちゃんと、床は見えているから大丈夫だろう。
 でも、本棚には、前後2段に本がぎっしり詰まり、その上の空間には、入るだけ、横になって本が詰め込まれている。
 まあ、毎週、何十冊も増殖していれば、仕方がないかもしれないが……。
 新潟の図書館に寄付する本や、学生食堂の山◎文庫に置くためのマンガや文庫版を選び出す。
 それでも、ゴミは、45リットルのゴミ袋3っつになった。
 確か、前の地震の震度5で散乱した本を見て、断捨離を決めたのだが……。
 空間あれば、本が詰め込まれてしまうのはなぜ?
 まあ、整理ポストに置いておいて、この一年、一回も触らなかったものは処分とあいなる。
 一回も袖を通していない、流行遅れの服。
 もう履かない靴。
 もう、絶対に読まない本や雑誌やマンガ。
 ああ、風呂場とトレイのマットも替えたい!
 なんて始まると、時間もお金もきりがない。
 さて、心の大掃除はもっと時間も掛かりそうなので、大晦日にまかせて、そろそろおしまいにしよう。