ご存じ、ヴィクトル・ユーゴーの作品ですね。
 文庫本にしても、分厚い5冊です。
 読むのにも、相当に時間が掛かります。
 実際に有名な
・ジャン・バルジャンの仮釈放~神父さんと銀の燭台
・フォンティーヌの髪の毛や歯を抜くシーン
・船からの脱走
・テナルディの宿屋のコゼットとお人形さんのシーン
・下水道
などなどなど。
 実際には、ほんのちょっとしか書かれていません。
 まずは、ミリエル司教の歴史から始まる。
 ジャン・バルジャンなんて、まだ、影も形もない。
 それだけで、1冊目の1/3に達する!。
 ようやく、ジャン・バルジャンが登場。
 思ったより、登場シーンは短い。
 あっという間に、銀の燭台のシーン。
 そして、フォンティーヌ。
 ジャン・バルジャンと絡みながら、彼女の死、誤認逮捕への出頭から再逮捕へと繋がる。
 漸く一冊。
 2冊目。
 またまた、ワーテルローの戦いから始まる。
 唐突に出てくる、革命の旗頭の将軍や、テナルディエや、マリユス・ポンメルシーの祖父について語られる。
 そして、船からの脱走から、テナルディエからコゼットを取り戻すシーンにとなる。
 それだけで2冊目終了。
 3冊目。
 パリである。
 そして、マリユスとコゼットの出会い。
 4冊目。
 エポニーヌの成長が語られる。
 そして、革命。
 5冊目。
 ようやく、大団円。
 5冊分で文庫本で10センチ以上はある。
 読むには、相当の忍耐量が必要だ。