フリードリッヒ・フォン・シラーの、
「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡第27号」である。
別に、全部を読んだわけではない。
先日、横浜に行く。
いつも気になってるものがあった。
みなちみらい線のみなとみらい駅から、長いエスカレーターがある。
そこは吹き抜けになっていて、右の壁に、こんな石のオブジェ?があるのだ。
そこに、文字が書かれている。
日本語とドイツ語。
エスカレーターの上からでは、すべてが見えない。
でも、凄く良いことが書いてある。
なので、気になっていたので、調べてみることにした。
ジョセフ・コスース<Joseph Kosuth>の作品だそうだ。
http://www.qsy-tqc.jp/floor/art.html
そして、フリードリッヒ・フォン・シラーの、
「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡第27号」
の一部を抜粋したものなのだそうだ。
樹木は育成することのない
Der Baum treibt unzahlige Kieme,
無数の芽を生み、
die unentwickelt verderben und
根をはり、枝や葉を拡げて
screckt weit mehr Wurzeln, Zweige und Blatter
個体と種の保存にはあまりあるほどの
nach Nahrung aus als zu Erhaltung seines Individuums
養分を吸収する。
und seiner Gattung verwendet werden.
樹木は、この溢れんばかりのの過剰を
Was er von seiner verschwenderischen Fulle
使うことも、享受することもなく自然に還すが
ungebraucht und ungenossen dem Elementarreich zuruckgiebt
動物はこの溢れる養分を、自由で
das darf das Lebendige in frohlicher
嬉々としたみずからの運動に使用する。
Bewegung verschweigen. So giebt uns die Natur
このように自然は、その初源からの生命の
schon in ihrem materiellen Reich ein
無限の展開にむけての秩序を奏でている。
Vorspiel des Unbegrenzten und hebt
物質としての束縛を少しずつ断ちきり、
hier schon zum Teil die Fesseln auf deren sie sich
やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
im Reich der Form ganz und gar entledigt
いいですね!
シラーは、ゲーテと並ぶドイツ古典主義の代表者です。
ベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」の詩の作者として有名ですね。
ゲーテと会い、カントを研究します。
ヨーロッパでは、ゲーテやシラーやボルヘイスやシェークスピアやマザーグースなどの詩や作品は、教養の一つです。
日本の古典文学の多くは、みんな、自分の世界に引きこもります。
最後は、「ええええ」みたいな、暗い終わり方をします。
高校生の、朝の10分間読書が、あの暗~~~い、「こころ」だったりします。
をいをい。
どんな、若者を育てたいんだい?
でも、この詩はどうでしょうか?
哲学の世界ですね。
無限に向かって、外に、広がっていきます。
いやあ、いいですね!
「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡第27号」である。
別に、全部を読んだわけではない。
先日、横浜に行く。
いつも気になってるものがあった。
みなちみらい線のみなとみらい駅から、長いエスカレーターがある。
そこは吹き抜けになっていて、右の壁に、こんな石のオブジェ?があるのだ。
そこに、文字が書かれている。
日本語とドイツ語。
エスカレーターの上からでは、すべてが見えない。
でも、凄く良いことが書いてある。
なので、気になっていたので、調べてみることにした。
ジョセフ・コスース<Joseph Kosuth>の作品だそうだ。
http://www.qsy-tqc.jp/floor/art.html
そして、フリードリッヒ・フォン・シラーの、
「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡第27号」
の一部を抜粋したものなのだそうだ。
樹木は育成することのない
Der Baum treibt unzahlige Kieme,
無数の芽を生み、
die unentwickelt verderben und
根をはり、枝や葉を拡げて
screckt weit mehr Wurzeln, Zweige und Blatter
個体と種の保存にはあまりあるほどの
nach Nahrung aus als zu Erhaltung seines Individuums
養分を吸収する。
und seiner Gattung verwendet werden.
樹木は、この溢れんばかりのの過剰を
Was er von seiner verschwenderischen Fulle
使うことも、享受することもなく自然に還すが
ungebraucht und ungenossen dem Elementarreich zuruckgiebt
動物はこの溢れる養分を、自由で
das darf das Lebendige in frohlicher
嬉々としたみずからの運動に使用する。
Bewegung verschweigen. So giebt uns die Natur
このように自然は、その初源からの生命の
schon in ihrem materiellen Reich ein
無限の展開にむけての秩序を奏でている。
Vorspiel des Unbegrenzten und hebt
物質としての束縛を少しずつ断ちきり、
hier schon zum Teil die Fesseln auf deren sie sich
やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
im Reich der Form ganz und gar entledigt
いいですね!
シラーは、ゲーテと並ぶドイツ古典主義の代表者です。
ベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」の詩の作者として有名ですね。
ゲーテと会い、カントを研究します。
ヨーロッパでは、ゲーテやシラーやボルヘイスやシェークスピアやマザーグースなどの詩や作品は、教養の一つです。
日本の古典文学の多くは、みんな、自分の世界に引きこもります。
最後は、「ええええ」みたいな、暗い終わり方をします。
高校生の、朝の10分間読書が、あの暗~~~い、「こころ」だったりします。
をいをい。
どんな、若者を育てたいんだい?
でも、この詩はどうでしょうか?
哲学の世界ですね。
無限に向かって、外に、広がっていきます。
いやあ、いいですね!