そんなワークショップでした。
パソコンが流通してきた時、レセコン(医療のレセプトを打ち込めるパソコン)は、マック版が中心でした。
でも、Windowsが普及してきて、レセコンのほとんどはそちらへ移行。
マック版は消滅しました。
そんな中で、漸く、使えるレセコンが登場したと言うわけですね。
プラネットのDentalXです。
http://dentalx.jp/
今日は、来年発売予定のiQalteのデモンストレーション。
なかなか良くできています。
前に、お店屋さんやアップルストアで、iPadやipodを使って注文ができたり、精算ができるなんて話題を振りました。
その、歯科版と思っていただければ結構です。
使い勝手も、昔の、レセコンに比べれば、かなり良くなっています。
今年の3年生が、就活で行く歯科医院も、結構、使い始めているようです。
他のレセコンが、一体型で、パソコンから買い取りやリースであることを考えると、コストパフォーマンスも非常に良いです。
でも、批判屋のわたし。
いろいろ、突っ込みどころもあります。
・歯の絵がいまいち
歯のイラストが、いまいち、解剖学的ではありません。
根っこの曲がり方が間違っていたり。
デザイナーさんもいるということですが、もう少し、解剖学的にお願いします。
・消毒や滅菌は?
手袋のまま入力をしているシーンがありました。
って、iPadを毎回、消毒できるの?
手袋って、汚染されています!
消毒したくても、iPadって、防水ではありません。
アルコールやウエルパスで拭いたら、やばそうですね!
・セキュリティは?
ハッキングされる心配はないのでしょうか?
なんせ、個人情報満載ですから……。
・複数の歯科医師や歯科衛生士で使える?
やはり、その日、誰が治療をしたのか、誰がメインテナンスをしたのか、記録に必要。
イラストなんかも、書き込めると良いですね。
なんて、気になります。
さて、最後に、いつも、講義をしている自分としては……。
異業種の、いろいろなプレゼンを観るのが大好きです。
と、社長さん始め、スタッフのプレゼンが気になりました。
もちろん、プレゼンやコミュニケーションのプロではないことはわかっています。
でも、iPadを患者さんとのコミュニケーションツールと位置づけているので……。
結論的には……(辛口です、ごめんなさい)。
・聴衆の心をつかめたか?
Noです。
一応、笑いを取れるネタを仕込んでいました。
でも、内向きです。
マニアックです。
ワークショップを受けに来ていた人は、誰も、笑っていませんでしたよね?
だれも、うなずいていませんでしたよね?
笑っていたのは、壁際に立っていた、会社のスタッフだけです。
内輪ネタです。
ちょっと、寂しかったですね。
つなぎも、iPadからiMacへの切り替えももたもた。
って、ここは、アップルストアのセミナー室!
売るのは、マック用のソフト!
残念ながら、言いたいことだけを言って、聴衆の聴きたいことはあまり話していないプレゼンでした。
あとは、言いません。
でも、良いソフトだと思います。
これは、確か。