おとなのかいだんの先には、無限の空間が広がっています。
 あなたのフロンティアです。
 何をしてもいいのです。
 どこへ行ってもいいのです。
 何を創造してもいいんです。
 あなたが、心に描いたものが、先にあります。
 すばらしいことを考えれば、すばらしい未来が。
 そうでない場合には、そうではない未来が……(困)。

 さて、問題があります。

 アイデンティティができた人には、真っ白なキャンバスです。
 こんなに楽しいことはありません!

 でも、自分の翼で羽ばたく自信の無い人は……。

 下を見てみましょう。
山田隆文の歯医者さん日記

 階段の先から飛び立てなかった、そんな連中が、泥沼の中に溜まっています(笑)。
 何もないことは、恐怖なんです。
 自分で決めるなんて、怖くてできません。

 そんな連中は、群れるのが大好きです。

 そして、コミュニティごとに、おかしな常識ができあがっていきます。
 変なしきたりです。
 まるで、ドラマのトリック(TRICK)に登場する、古い慣習にがんじがらめにされた村みたいです。
 横溝正史の獄門島や犬神家の一族や、江戸川乱歩みたいです。
 笑うかもしれませんが、本当です。

 で、そのコミュニティに「はいろうよ!」とお声がかかります。
 もし、断れば、「村八分」です。

 トリックならば、山田奈緒子と、日本科学技術大学物理学教授・上田次郎が解決してくれるかもしれません。
 横溝正史なら、金田一耕助が出てきてくれます。
 江戸川乱歩なら、明智探偵でしょうか?

 ところが、どっこい、現実世界では、そんなアベンジャーズみたいに、簡単にヒーローが出てきてくれません。
 自分で解決をしなければならないんです。
山田隆文の歯医者さん日記

 もしも、あなた自身が「わたしはこんな人です」と自信を持っていえないとしたら……。
 落っこちてしまうかもしれません。 
 そして、一緒になって、新しい新人の足を引っ張ります。
山田隆文の歯医者さん日記

 もし、あなたが、「わたしはこんな人です」と言えれば、あなたは、新しい道を開拓するでしょう。
 もう、そんな連中の手は届きません。
山田隆文の歯医者さん日記

 創造の翼で、一足飛びに飛んでいってしまってください。
山田隆文の歯医者さん日記

 泥沼よりも、青空の方が気持ちいいでしょう!

 えっ、後顧の憂いを感じる?

 そんな心配をしなくてもかまいません。
 人は、みんな、自分自身の人生に責任があります。
 もちろん、他人の人生に影響を与えることもあります。
 でも、どちらが優先ですか?
 もちろん、あなた自身です。
 他の人は、その人の責任によって、自分の人生を歩んでいくんです。
 それとも、あなたは、世の中のすべての人がステップアップするまで待ちますか?
 それは、地獄の亡者をすべて極楽に送ってから最後に行くよと言った、お地蔵様にお任せしましょう。
 そんな人たちは、泥沼の中で、自分に必要なアイテムを見つけるまで、次のステップには行けません。
 でも、あなたが、仮に、そのアイテムをその人の目の前に差し出してあげても、その人には、見えません。
 力ばかりに目が行って、永遠の生命の秘密に気づかなかったハリーポッターのヴォルデモートみたいものです。

 あなたは、先へ進んでいいんですよ。
 そうすれば、アイデンティティの階段を登ってくる後輩たちの、道しるべになれます。

 さあ、あなたは、どんな絵を描きますか?