山田隆文の歯医者さん日記

 学習院の近くに、鬼子母神がある。
 きしもじんと読む。
 室町時代山村丹右衛門が文京区目白台で掘りだし、お寺に納めたのだそうだ。
 仏教を守護するとされる夜叉で女神。
 梵名ハーリティー。
 訶梨帝母(かりていも)とも言うそうだ。
 この、女神様、かなりのアクティビティ!

 昔、毘沙門天の部下の半支迦薬叉王の奥さんだった。
 500人の子供がいた。
 でも、他人の子を捕えて食べてしまう夜叉だった。
 そこで、お釈迦様登場。
 御釈迦様は、鬼子母神が最も愛していた末子を隠してしまう。
 鬼子母神は、居なくなった子供を捜して、必死で探し回ります。
 そして、子を失う母親の苦しみを悟りました。
 それからというもの、仏法の護法善神となり、子供と安産の守り神となったというわけです。

 ある意味、悪人をも納得させるお釈迦様のワザに乾杯(&完敗)です。

 さて、この雑司ヶ谷鬼子母神。
 5時に閉まっていました。
 普通の神社は夜でも朝でも入れるんですが……。
 始めてみました(笑)。