太田姫稲荷神社 お茶の水の、日本大学歯学部の前の坂道を下っていくと、右手に小さな神社がある。 太田姫稲荷神社(おおたひめいなりじんじゃ)である。 室町時代中期に太田道灌の娘が天然痘(疱瘡)に罹って、京都の一口稲荷神社(いもあらいいなり)が霊験があると聞いて祈願したところ、治ったという。 そこで、太田道灌は京都の神社を勧請して旧江戸城内に稲荷神社を築いた。 後に城内鬼門に祀られた。 江戸城の改築により、現在の地に遷座した。 小さいけど、由緒正しき神社である。