映画の見方

　映画はどうやって観る？
　映画館でで観ていても、いろいろなの人がいる。

　後の方の席で見る人。
　でも、画面小さくない？
　横で見る人。
　わざわざ、歪んだ画面で見るの？

　本当は、映画館の真ん中（昔の白いカバーの掛かった指定席ってやつ）で観ると、ちょうど良いらしい。
　確かに、わたしが見た限り一番大きかった新宿歌舞伎町のプラザ（現在改装中）は、超巨大だった。
　ここで観たスターウォーズや２００１年宇宙の旅は、本当に別の世界に引き込まれた。
　この映画のスクリーンは思い切り彎曲をしている。
　だから、映画館中央で観れば、確かに、ちょうど良い感じ。
　それに合わせて音響なども設計されている。
　ところが、最近は、小さな映画館が増えてきている。
　シネマコンプレックスというやつだ。
　と、スクリーンも平ら。
　スクリーンや設備が違っても、同じ値段というのは、いつも解せないのだが……。
　超巨大スクリーンで音響も凄ければ、何倍も払っても良い。
　時には、ホームシアターみたいな劇場で正規料金もある。
　をいをいである。

　さて、わたしは、前で観る。
　せっかくの映画館である。
　できれば、他のお客さんに煩わされたくない。
　目の前で、他のお客さんの頭がごそごそされると、集中力が途切れてしまう。
　それに、視界ぎりぎりのスクリーンで観ると、迫力がある。
　だって、小さい画面では、家でテレビを観ているのと同じだ。
　ということで、今日も前から３番目。
　じっくり堪能した。

　堪能の仕方としては、もちろん、こんなのもある。
　前にも書いたが、雨のお休み。
　どこも行きたくない。
　まず、食料を買い出しに行く。
　そして、ヘッドフォンを付けて、シリーズものを連続上映！
　昔の、名画座を思い出す。
　そういえば、ビデオやＤＶＤ・ブレーレイ全盛時代になって、名画座もなくなってしまった。
　池袋や高田馬場や銀座にあった。
　今は、ない。
　ちょっと、寂しい。